5月13日(月曜日)放送のラジオ関西「時間です!林編集長」に、本学の環境人間学部吉村美紀教授が出演しました。
吉村教授は、食環境の改善を目指し、咀嚼・嚥下、嗜好、健康に及ぼす物性の研究、機能改善を図る食素材と食品加工法の研究をしています。
番組では、食べ物のおいしさを決める大きな要因である食感をテーマに、これからの季節に欠かせない素麺の話題となりました。日本の伝統的な食品である手延素麺を、兵庫県の播磨科学公園都市にある最先端施設SPring-8の放射光X線マイクロCTから観察したところ、今までは分からなかった素麺の組織構造が明らかになりました。
「おいしい」と感じる原因を科学的に研究することにより、のどごしの良い食品や嚥下機能の低下した方も食べやすい食品の開発に役立てることができます。食感の研究はヒトの健康に重要な役割を果たしているのです。
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