1月12日(木)午後、大学本部2階大会議室で、「令和4年度特別研究プロジェクト推進事業中間報告会」が開催されました。
「特別研究プロジェクト推進事業(旧 次世代研究プロジェクト推進事業)」は、昨年4月本学の特色や強みを活かし、大学として求められている研究活動を活性化するため、人文、社会、自然科学分野も含め、基礎的研究から応用研究まで幅広く公募しました。令和4年度の公募対象は、1.重点プロジェクト研究、2.GX・カーボンニュートラル関連研究、3.SDGs関連研究で、応募24件があり、選考委員会(学長・副学長・副理事長等)による選考の結果、12件(総額30百万円)が採択されました。採択プロジェクトは下表のとおりです。
中間報告会では、採択された12件のうち、6件について発表がありました。各研究者から進捗状況等の説明後、選考委員会メンバーとの質疑応答が行われました。
はじめに、重点プロジェクト研究として採択された理学研究科 草部浩一教授から、研究テーマ「科学的インテリジェンスによる計測・合成・設計インフォマティクス形成」について報告がありました。
理学研究科 草部浩一教授 研究発表風景
続いて、SDGs関連研究で採択された地域ケア開発研究所 増野園惠所長・教授から、研究テーマ「アクションリサーチを用いたヘルスワーカー支援プログラムの開発:低中所得国における健康危機対応能力の向上を通じたSDGsへの貢献」について報告がありました。
地域ケア開発研究所 増野園惠所長・教授 研究発表風景
その後、環境人間学部 高橋綾子教授から、研究テーマ「SDGsの達成にむけたエコキャンパス化及び他部局や学外機関との連携による持続的なキャンパス運営を目指して」、政策科学研究所 草薙真一所長・教授、工学研究科 嶺重温教授から、研究テーマ「政策科学が主導する水素社会実現に向けたエネルギー利用研究の基盤設計」、工学研究科 石澤秀紘助教(工学研究科 武尾正弘教授の代理)から研究テーマ「藻類・水生植物バイオファウンドリーの構築と計算科学によるそのDX促進」、工学研究科 梅山有和教授から研究テーマ「有機エレクトロニクスを指向した材料開発と素子運用」について、進捗状況及び今後の展開等についての報告がありました。
発表時間は1人あたり10分~15分と短い時間でしたが、選考委員メンバーは、将来本学の研究の柱となることを期待して、熱心に質問をされていました。採択者の更なる研究の深化が望まれます。
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