(左から) 井上准教授、ラジオ関西 山崎さん、林編集長
本学ではラジオ関西との共同企画で、教員が取り組む先進的・特徴的な活動を広くPRするために、毎月1回本学の教員が、ラジオ関西番組「PUSH!」にてパーソナリティと対談形式で紹介しています。
1月25日(月曜日)放送の「PUSH!」に登場するのは、シミュレーション学研究科井上寛康准教授です。
タイトルは「社会の動きをスーパーコンピュータで追う」。
井上准教授の専門は社会シミュレーションです。
井上准教授の研究グループでは、日本のサプライチェーンを網羅したデータの上で、災害などの有事が経済にどのような影響を与えるのかを分析しています。
これは世界的にも類がない新しい研究で、世界一の計算速度を誇るスーパーコンピュータ「富岳」を使用して、研究を行っています。
このようなシミュレーションをすることで、有事の際の弱点や、強化すべき点が明らかになります。
有事自体は回避することはできませんが、状況に応じた戦略を提案することで、被害を少しでも抑えることを目指しています。
スタジオ収録風景
「未知の分野を研究することは楽しいですか?」というパーソナリティの林編集長の質問には、「苦しいところでもありますね。非難にさらされやすいので。人の二倍頑張らないと、はね返せない」との答え。
前例のない、形のないものを扱うがゆえの難しさ、そして研究への熱い思いを感じました。
※令和3年4月、シミュレーション学研究科と応用情報科学研究科を再編し、情報科学研究科がスタートします。
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