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工学研究科の大学院生が「関西電気化学奨励賞」を受賞しました

11月28日(土)に開催された、電気化学会 関西支部 主催「関西電気化学研究会」(2020年度第3回関西電気化学研究会Webinar)にて、工学研究科 材料・放射光工学専攻 博士後期課程1年生の辻流輝さんがポスター発表を行い、「関西電気化学奨励賞」を受賞しました。

担当教員の伊藤省吾教授(左)と、受賞した辻流輝さん(右)※撮影時のみマスクを外しました

 

受賞したタイトルは、「完全非真空プロセスで製造可能なペロブスカイト太陽電池のカーボン電極の高機能化」です。

これは、既存の太陽電池よりも非常に安価に製造できると期待される「ペロブスカイト太陽電池」に焦点を当てた内容です。本研究では高価な材料の替わりに、安価な炭素材料を使用することで、太陽電池のさらなる低価格化と高耐久化を目指しました。

 

再生可能エネルギーに関する研究に取り組んでいる辻さんは、「持続可能なエネルギー社会の実現を目指し、太陽光から水素を直接製造する新しいエネルギーデバイスを開発したいと考えています。今回の学会では日々の研究成果を存分に発揮することができ、活発な議論をすることができました」とコメントしました。

 

なお、本研究は、兵庫県立大学、フラウンホーファー研究所(ドイツ)、グルノーブル・アルプ大学(LEPMI、フランス)の3研究機関と、Solaronix(スイス)、紀州技研工業株式会社(和歌山県)の2企業による国際共同研究の成果であり、科学技術振興機構(JST, EIG CONCERT-Japan,「超空間制御による機能材料」)の支援のもと実施されました。

 

 

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