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「卒業生が架け橋となる」工学研究科がバングラデシュ・インディペンデント大学と学術交流協定を締結しました

このたび、工学研究科がバングラデシュ人民共和国の首都ダッカにあるバングラデシュ・インディペンデント大学(IUB:Independent University, Bangladesh)エンジニアリング&コンピューターサイエンス学部と学術交流協定を締結することとなり、6月4日(日)にバングラデシュ・インディペンデント大学のキャンパスで協定書の手交式が行われました。

この協定は、相互の利益に基づく教育・研究を両大学共同で推進するとともに、兵庫県とダッカの関係を強化することを目的に締結されました。協定を締結することになったきっかけについては、今から5年ほど前に、先端医療工学研究所長で工学研究科の小橋昌司教授の研究室で文部科学省国費外国人留学生として博士(工学)を取得された卒業生のSaadia Binte Alam博士が、昨年からエンジニアリング&コンピューターサイエンス学部准教授としてIUBに異動され、IUBで本学との共同研究や学生の交換留学を希望されたという背景があり、Saadia Binte Alam博士の指導教員であった小橋教授がIUBとの橋渡しの役割を担いました。

 

手交式には、本学からは小橋教授が出席し、IUBのTanweer Hasan副学長と覚書を交換しました。覚書は、今年の4月に工学研究科の藤沢浩訓研究科長とTanweer Hasan副学長によって署名されたものです。このたびの協定締結により、教育、共同研究、能力開発、ワークショップやシンポジウムなどの諸活動について、双方の教員や学生が連携を図り、実施していくこととしています。また、学生の交換留学も行われることになり、早速この9月から、IUBのエンジニアリング&コンピューターサイエンス学部3年生のNushrat Afroz Rozaさんが兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク(HUMAP)のHUMAP奨学金制度を利用し、交換留学生として本学に留学することになっています。

手交式では、小橋教授が髙坂学長からのIUBのみなさんに向けたメッセージを代読し、「IUBのエンジニアリング&コンピューターサイエンス学部と本学の工学研究科が新しい学術交流協定とガイドラインを締結したことは、大変喜ばしいことです。この協定とガイドラインが、両大学の教員と学生に新たな機会を提供し、学術的な成果と知識の共有が促進されることを心から願っています。また、HUMAP奨学金を利用して、工学研究科に学生を1年間受け入れることができると聞き、感謝しています。本学の学生は、この交換プログラムによって、貴学のエンジニアリング&コンピューターサイエンス学部の学術的・文化的環境を体験し、両大学間の学術間コミュニケーションを深める機会となるに違いないでしょう。私たちは、このプログラムを喜んで支援し、彼ら・彼女らが無事に来日することを望んでいます」と髙坂学長からのメッセージを紹介しました。また、今回の協定締結のきっかけをつくったSaadia Binte Alam博士から小橋教授に感謝の言葉が送られました。

※HUMAP奨学金:HUMAP(Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific 兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク)に参加している海外の大学等に、協定等に基づいて留学する学部生や大学院生に奨学金を支給する短期留学生支援。

手交式当日は、小橋教授による「医療・ヘルスケア新技術:人工知能による医療機器の展望」と題した特別講演も行われ、情報工学を学ぶ学部生、大学院生らが約50名参加しました。

今回、IUBを訪問した小橋教授は「IUBは、大学全体で国際化に積極的に取り組まれているように感じました。学生も熱心で、海外留学、海外進学を強く希望されています。今回の学術交流協定の締結を境に、互いの研究レベルの向上を期待しており、大学レベルでの交流に発展させていければと思っています」と話しています。

関連リンク

工学部・大学院工学研究科

IUB Independent University, Bangladesh

(バングラデシュ・インディペンデント大学公式サイト)

 

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