兵庫県立大学創立20周年・創基95周年記念式典・座談会を開催しました

2024.11.29

全学

兵庫県立大学創立20周年・創基95周年記念式典・座談会を開催しました

11月17日（日）、ANAクラウンプラザホテル神戸（神戸市中央区）において、兵庫県立大学創立20周年・創基95周年記念式典・座談会を執り行いました。

本学は、2004（平成16）年4月に神戸商科大学、姫路工業大学、兵庫県立看護大学の県立3大学が統合して開学し、今年度、創立20周年を迎えました。また、最も歴史のある神戸商科大学の前身である旧制神戸高等商業学校の開学（1929（昭和4）年）から数えると、創基95周年にあたります。

このたび、長年本学を支えてくださった皆様に感謝の意を表するため、本式典及び座談会を開催し、当日は約300名の方々にご参加いただきました。

記念式典

式次第
・開式
・オープニング演奏
・学歌斉唱
・式辞
・来賓祝辞
・来賓紹介
・映像紹介
・「兵庫県立大学ビジョン2036」発表

式典の司会・進行は、株式会社サンテレビジョンの小松田梓左氏（2017年経営学部卒）に務めていただきました。

株式会社サンテレビジョン小松田梓左氏

はじめに、オープニング演奏としてストリングオーケストラ部がシベリウスの「アンダンテ・フェスティーヴォ」とパッヘルベルの「カノン」を演奏し、式典に花を添えました。

学歌斉唱では、看護学部2年生の福永奈々花さん、植田優衣子さん、川村咲貴さん、渡部結子さん、環境人間学部2年生の米田智哉さんの5名が代表学生としてステージ上で学歌を斉唱しました。

主催者を代表して國井総一郎理事長が式辞を述べ、大学の役割である教育・研究・社会貢献のうち、社会貢献について言及しました。特に、産学連携による社会貢献が今後ますます重要になるとし、地元企業との産学連携を一歩踏み込んだレベルでより一層強力に進めることを目的に、今年4月から産学連携・研究推進機構と地域創造機構が統合して「兵庫県立大学社会価値創造機構」として新たに活動を始めたことを紹介しました。さらに、企業の経営者の方々が大学に期待されていることに応えることのできるような取組を進めていくとし、「私たちは大学の役割である教育・研究・社会貢献で一歩先を行く兵庫県立大学を目指していきます」と述べ、式辞を結びました。

國井総一郎理事長

続いて、服部洋平兵庫県副知事、浜田知昭兵庫県議会議長、伊藤学司文部科学省高等教育局長、浅井清文一般社団法人公立大学協会会長から祝辞をいただきました。

服部洋平兵庫県副知事

浜田知昭兵庫県議会議長

伊藤学司文部科学省高等教育局長

一般社団法人公立大学協会浅井清文会長

兵庫県立大学紹介映像上映

来賓紹介と紹介映像上映の後、髙坂誠学長が式典参加者の方々と本学を支援いただいている全ての方々に向けて謝意を表し、その後、本学の将来構想『兵庫県立大学ビジョン2036（ニセンサンジュウロク）』の発表を行いました。

元理事長の井戸敏三氏から贈呈された自詠歌色紙を披露する髙坂学長

本学では、創立10周年、創基85周年にあたる2014年に『兵庫県立大学創基100周年ビジョン』を策定し、100周年となる2029年に向けて、様々な取組を進めてきました。兵庫県立大学ビジョン2036は、大学創設時の基本理念や、兵庫県立大学創基100周年ビジョンを基本に据えつつ、コロナ禍や国際情勢、地球環境の急激な変化を踏まえ、公共財としての大学の進むべき進路・役割を明確にし、新たな社会価値創造へつなげるために兵庫県立大学創立20周年の節目に取りまとめたものです。式典では、兵庫県立大学ビジョン2036の全体版冊子と概要版を参加者の皆様にお配りし、概要版に沿って内容の説明が行われました。

兵庫県立大学ビジョン2036の詳細と、兵庫県立大学の沿革をまとめた創立20周年・創基95周年記念誌『県立大学の歩み』（同日配布）については、下記のリンク先（本学公式サイト）からご覧になれます。

・兵庫県立大学について兵庫県立大学ビジョン2036
・兵庫県立大学について刊行物創立20周年・創基95周年記念誌　県立大学の歩み

座談会

座談会は「地域の未来、兵庫県立大学の役割－これからの兵庫県立大学へ期待すること－」をテーマに行われました。川崎重工業株式会社代表取締役副社長の中谷浩氏、株式会社みなと銀行取締役会長の服部博明氏、姫路市長の清元秀泰氏、NHK神戸放送局長の福田和代氏にご登壇いただき、畑豊副学長がモデレーターを務めました。4名の方々からは『教育』『国際競争力の低下』『大学と企業の連携不足』『地域の連携不足』についてお話しいただき、その後、活発なディスカッションが行われ、盛況のうちに閉会しました。