記事検索

  • 学部・組織・所属

  • 記事のテーマ

令和6年度 学位記授与式を挙行しました

3月25日(火)、神戸国際会館こくさいホールにおいて、令和6年度兵庫県立大学学位記授与式を挙行しました。
学士1,198人、修士(専門職学位を含む)422人、博士22人、論文博士3人(合計1,645人)が新たな一歩を踏み出しました。

 

会場の収容人数と来場者の安全確保の観点から、式典出席学生のみで実施しました。
式典の様子は、来場できなかった方々に向けて、本学YouTubeチャンネルによりLIVE配信を行いました。

 

式典は厳かな雰囲気の中で執り行われ、はじめに髙坂誠学長から各学部、副専攻及び研究科の代表授与者に学位記が手渡されました。

 

続いて、髙坂学長が式辞を述べ、卒業生・修了生に向けて祝意と敬意を表し、その後、現代社会の動向について言及しました。その中で髙坂学長は、AIがあらゆるところに進出し、人間の優位性を揺るがす時代が来ていると指摘し、「17世紀イングランドの詩人ジョン・ミルトン(John Milton,1608-1674)は、叙事詩『失楽園(Paradise Lost)』に『この世の野原で善と悪は連れ添い育つ』と記していますが、DXは市民参加型民主主義の新たなる可能性を広げる一方で、本物か偽物の区別が困難なディープフェイクや、自分と異なる他者への憎悪に満ちたヘイトスピーチが流布し、格差と分断を生み出してきました。私たちを待ち受ける未来が、AIに命運を握られる世界であってはなりません。そのためにも、自ら考え判断する力、critical thinkingと、複眼的な思考から対案を提示する力、creative thinkingをこれからも鍛え続けてください。検証が困難で客観性をもたない安易なことばに流されることなく、価値の相対主義を越え、真実に近づく努力を惜しまないでください。思慮のない独善的なことばは、人の心を傷つけます。自分のことばに責任を持つこと、ことばには責任が伴うことをしっかり心に留めてください」と語りかけました。最後に「I’m sure you’ll do great.きっと大丈夫だよ」と、はなむけの言葉を贈りました。

 

令和6年度学位記授与式 学長式辞

 

 

國井総一郎理事長、齋藤元彦兵庫県知事、谷井いさお兵庫県議会副議長から祝辞をいただきました。

國井理事長による祝辞

 

齋藤元彦兵庫県知事による来賓祝辞

 

谷井いさお兵庫県議会副議長による来賓祝辞

 

式典の最後に行われた学歌斉唱では、工学部3年生の早﨑麻里子さんが伸びやかな歌声で学歌を歌い上げました。

 

式典の終了後、卒業生・修了生たちは記念撮影をしながら友人たちとの限られた時間を楽しんでいました。卒業・修了を機に離ればなれとなり、それぞれの道を歩むことになる友人同士で、惜別の言葉や再会の約束の言葉をかけ合う姿も見られました。

髙坂学長が式辞で述べていたように、みなさんと大学との絆は、卒業・修了すれば切れるものではありません。兵庫県立大学は、みなさんにとって帰ることのできる大切な故郷です。いつでもキャンパスに立ち寄ってください。
教職員一同、卒業生・修了生のみなさんの今後のさらなるご活躍を願っています。

ご卒業おめでとうございます。

 

COPYRIGHT © UNIVERSITY OF HYOGO. ALL RIGHTS RESERVED.