7月6日(日)、姫路環境人間キャンパスにおいて、兵庫県立大学学生自治会学生会西支部主催の「エコフェス2025」が開催されました。

エコフェスは、兵庫県立大学学生自治会学生会西支部に所属する学生が中心的役割を担って実施される環境人間学部の学部祭で、例年7月に開催されています。クラブや同好会、サークル、学生団体が日頃の活動成果を発揮できる場とし、また、学生だけでなく、小さなお子さんから高齢者の方まであらゆる世代の地域の方々に環境人間学部について知っていただき、大学だけでなく地域全体の活性化も目指すものとしています。
当日は、晴天に恵まれ、学生や教職員、卒業生などの関係者をはじめ、多くの地域の方々にもご来場いただき、キャンパス内は活気にあふれました。



ステージイベントの様子
体育館と音楽堂では、午前10時から午後5時まで文化系クラブや同好会、有志のグループが演劇や音楽、ダンスなどのパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げました。







当日は、ゲストとして大道芸人の「クラウン(ピエロ) ままれちゃん」にお越しいただき、ジャグリングや大道芸、バルーンアートショーなどを披露していただきました。ステージ後には、スティルツ(脚長)姿でキャンパス内を回遊しながらバルーンアートを行っていただきました。


教室展示・イベントの様子
教室では、学生自治会による展示をはじめ、クラブや同好会、サークルによる各種展示が行われました。



模擬店の様子
屋外では、クラブや同好会、サークル、学生団体による各種模擬店が軒を連ね、賑わいを見せていました。



昨年度に続き、例年11月初旬頃に神戸商科キャンパスで開催されている兵庫県立大学祭 商大祭の実行委員会のメンバーも出展し、来場者の方々や兵庫県立大学学生自治会学生会西支部のメンバーと交流を図っていました。


グラウンドでは、主に地域のお子さんを対象とした水鉄砲を使用するイベントや水風船的当てゲームイベントが行われ、学生たちも地域の親子連れの方々とともに楽しんでいました。

ゆりのき会館では、本学学生を対象とした事前予約制の浴衣レンタルサービスが行われました。会場内にはさまざまな柄・色の浴衣や兵児帯、下駄が並べられ、学生たちは手に取って吟味しながら好きなものを選び、学生自治会の学生や同窓会「ゆりのき会」の方々のサポートを受けながら着付けをしていました。


ゆりのき会による出展の様子
当日は、同窓会「ゆりのき会」の方々も、教室で作品展示や体験コーナーを出展したり、音楽堂で合唱を披露するなどして参加しました。




「見て・撮って・体験して楽しいエコフェス」
今年のエコフェスは、「見て・撮って・体験して楽しいエコフェス」をテーマに、開催に向けて準備を進めてきたと学生自治会学生会西支部環境人間学部自治会長の松尾柚月さんは語ります。「例年、小さなお子さんから大学生、親子3世代の家族連れまで幅広い年代の方々にご来場いただいているので、誰もが楽しめる装飾に力を入れたいと考えました。昨年より予算と人員を増やし、『写真を撮りたい』と思ってもらえるような装飾を作ることを目標にしました。作成した装飾物は、エコフェスのオブジェ・横断幕・巨大消しゴムオブジェ・メッセージボードです。特に来場者の方に楽しんでいただけたのは、自由に書くことができるメッセージボードだと感じました。エコフェス終了時には、画用紙いっぱいに来場者や参加者の言葉が書かれていたのを見て嬉しくなりました」。


また、松尾さんは、今年度のエコフェスで力を入れたことについて、キャンパス内を彩る装飾の他に、来場者数を増やすための活動を挙げ、「姫路環境人間キャンパス付近の4つの自治体(約8,000世帯)にチラシのポスティングを行いました。姫路工学キャンパスがある書写地域から姫路環境人間キャンパスがある新在家地域の間に位置する保育園・幼稚園から高校までを対象に、昨年より多くの学校にポスターやチラシの配布を行いました。結果として、来場者数は昨年と同程度でしたが、SNS世代の方に加えて、幅広い層の方に来場していただけました。小さなお子さんや親子3世代で来てくださる方が多く、ポスティングの効果を感じることができました」と説明しました。

当日までの準備期間については、「今年は昨年よりも準備期間が短く、同級生・後輩にも負担がかかっているところもあり、全体的にメンタル面の不安と、少し焦りもありました。ですが、各部署長からの発言で効率よく話し合いが進められていたこと、また、各企画班は試行錯誤を繰り返して反省点を次の会議までに改善していたりと、それぞれがエコフェスの開催に向けて一生懸命頑張っていました。その姿に私も背中を押されました」と振り返ります。
迎えた当日については、「自分が先頭に立って学部祭を開催できたことにまだ驚いています。資料作成を主とした裏方作業が多く、表立って学祭や団体を引っ張ったという感覚はあまりないです。部署長の支えや後輩の頑張る姿が合わさってエコフェスを作り上げることができ、短い準備期間で成功させることができたのだと感じています。無事に何事もなくエコフェスを終了できたことへの安心感と、学祭メンバーへの感謝の気持ちが大きくなりました。また、毎年来てくださる方、ポスティングしたチラシやポスターを見て初めて来てくださった方、ご来場いただいたすべての方に感謝しています。エコフェス当日は、会場の入口である受付にいることが多かったのですが、笑顔で帰られる方々を見て、ここまで皆と準備を頑張ってきて良かったと、嬉しくなりました」と松尾さんは達成感に満ちた表情で語りました。

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