上質なプレミアム観光バスで、心のこもったおもてなしを―。
神姫バス株式会社のホスピタリティを学生が体験!
国際商経学部2年生のプロジェクト・ゼミナール(黒川ゼミ・高階ゼミ)において優れた学習成果が讃えられた表彰チームの学生9名が、2020年12月19日、神姫バス株式会社より特典として授与されたプレミアム観光バス「真結(ゆい)」への乗車を果たしました。
表彰式の様子(2020年9月)はコチラ
当プロジェクト・ゼミナールは神姫バス株式会社と連携し、“真結”の広報動画作成等の課題に取り組みました。特に優れた成果物を提出した4チームには“真結”への乗車特典が与えられ、淡路島を一周しました。
“真結”と学生。道行く人からも「すごい!」と声があがるほど豪華な車両
神姫バスの戦略ブランドと位置づけられる“真結”は、参加者の想像を遥かに上回る高級な造りの車両でした。その上、車内で提供される上質なホスピタリティは、既存のバスツアーを圧倒的に凌駕する水準でした。
まず、学⽣は⾞内設備とその使⽤法についての説明を受けました。その際、乗務員の方は学⽣に対して⽚膝をつくような姿勢で丁寧に説明して下さりました。そして、飲み物のサーブなどのサービスも受けました。
学生は口を揃えて「ここまでしていただけるとは思わなかった」「逆に申し訳ない」と始終恐縮した様子でした。
上質な空間で行われる車内アナウンス(クリックすると動画が再生されます)
お手製のレッドカーペットとミラーボールで改めて表彰。粋な計らいを感じる一場面
途中で立ち寄った漁港では、新鮮なしらす、えび、たこをふんだんに使った「しらす丼」が提供されました。一口食べてみると、普段口にするものとは別次元のような美味しさが広がり、皆、会話することも忘れて夢中で平らげました。
広大な海を眺めながら、海鮮たっぷりのしらす丼をいただいた
参加学生は、サービスの現場に従事する社会人の真摯な仕事ぶりに直に接し、そのホスピタリティ精神に大変刺激を受けていました。そしてこの有意義な体験を、今後の学びや社会に出た後の実践につなげていく決意をしている様子でした。
ゼミを担当する高階利徳教授は、とても有意義な一日であったと当日を振り返ります。
「今回のイベントを通じて学生には、“真結”というサービスが豪華な車両単体で成立していたのではないことを理解して欲しい。つまり、車内サービス、目的地での体験価値、降車時に手渡される土産物とそこに添えられた手書きの手紙など、様々な要素の複雑な合成として真結があるのだということを理解して欲しいということです。企業経営の真髄とは、社内外に存在する要素(資源)を独自の発想で複雑に組み合わせて、模倣困難な新しい価値を提案することだと考えます。神姫バス株式会社は、真結を通して正にこれらのことを実践しようとしていたのです。学生にはそれを正しく認識し、これを持ち帰って、今後の学びに活かして欲しい」と話しました。
そして学生には、主体的で積極的な取り組み姿勢が見られるようになったといいます。
「少人数のチームですから自分の貢献度が全体の出来栄えに直結するので、強い当事者意識を持たざるを得なかったようです。また、神姫バス内部者の視点、学生ユーザーとしての視点、動画を作成してプロモートするという第三の視点、これを自由に行き来しなければ『独りよがりの偏ったアウトプット』になることを知ったようです。その上で『それぞれの視点に均等に目を配った安直な妥協』にならないよう、ゴールにたどり着いたみたいです。それぞれの作品に、チームとしてのとんがった個性もしっかり散りばめられていたように思います」と動画制作の過程を振り返り、プロジェクトの大きな成果を実感しているようでした。
最後に高階教授は、2019年後期からお世話になった神姫バス株式会社に対して「今回、このような過分な特典・もてなしを提供いただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました」と謝辞を述べました。
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