「今日だけはコロナのことを忘れて、学年や教員という立場の壁を越えて楽しもう!」そんなキャッチコピーで、「欅まつり2021」が5月16日(日曜日)にオンライン形式で開催されました。
「欅まつり」は、看護学部の大学祭の名前です。平成16年に兵庫県立大学看護学部が設立されたときにその記念として、前身の兵庫県立看護大学の大学祭「CNAS祭」の伝統を引き継つぐ形で「欅まつり」と命名されました。美しい欅並木を有する明石看護キャンパスの特徴からつけられた名前です。
「欅まつり」は、学生が主体となって企画・運営する大切な大学イベントの一つで、それに教職員、同窓会、後援会などが協力する形で開催されています。
「欅まつり」の名前の由来となった欅並木
例年、地域の方々にも参加していただき、学生会・ゼミ・クラブ・サークル・教員有志等で、看護学部らしい体験ブースや展示・模擬店などを出展していました。
欅まつり2017の様子
令和2年度は、残念なことに新型コロナ感染症対策で中止となりましたが、今年度は初の試みとなるオンライン形式での開催となりました。
テーマ“こんな時だからこそ、学生も教員もつながっていこう!!”
①「学生と教員のなんでも交流会」
②「学生生活は先輩に聞くのが一番!先輩と後輩のなんでも交流会」
③「学生会の活動紹介と合唱部のLive 音源発表」
④「何かは絶対当たる!オンラインビンゴ大会」
「学生と教員のなんでも交流会」では、事前に学生から募集していた質問に答える形で、教員が病院に勤務していた頃の経験談を話したり、実習での悩み、進路にまつわる相談などに答えました。
その後、数名の教員が「ルーム」を作成し、学生のプライベートな相談に乗ったり、世間話で盛り上がったりしました。
「学生生活は先輩に聞くのが一番!先輩と後輩のなんでも交流会」では、オンライン授業やテスト勉強の方法に始まり、部活動やサークルの話といった学生生活に関わるものから、明石の美味しいお店情報まで、様々な話題が飛び出し、予定していた時間があっという間に過ぎていきました。
「何かは絶対当たる!オンラインビンゴ大会」では、学生・教員を交えた100人を超える参加者が、チャットで盛り上がりながら楽しいひと時を過ごしました。
開催を終えて実行委員長の辻井さんは、「例年通りにいかない中で、どう進めていったらよいか、学生会会長や欅まつり担当者、先生方と何度も話し合いながら進めました。感染状況が読めない中、手探りでここまで来ましたが、オンラインという形で何とか開催できたことにほっとしています。」と話しました。
ビンゴ大会では同学年の友達が多くのコメントをくれて、イベントの盛り上がりに貢献してくれたそうです。看護学部の団結力を感じ、これから始まる実習等も頑張っていけそうだ、と感じたとのことです。
新型コロナ感染症の拡大により、授業、実習、学生生活のあらゆる場面で思い通りにならない状況が続く毎日です。
「こんな時だからこそ」新しい方法で、一緒に学ぶ仲間たちと同じ思いでつながることができたのではないでしょうか。
地域社会との交流を深め看護学部を知ってもらう場であると共に、卒業生にとっては自己のアイデンティティを確かめ合う大切な機会でもある「欅まつり」。
たくさんの来場者に笑顔を提供する、賑やかな欅まつりを開催できる日が早く来ることを願っています。
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