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ラジオ関西に出演! 工学研究科 日浦慎作教授

 

(左から) 日浦教授、ラジオ関西 山崎さん、林編集長

 

本学ではラジオ関西との共同企画で、教員が取り組む先進的・特徴的な活動を広くPRするために、毎月1回本学の教員が、ラジオ関西番組「PUSH!」にてパーソナリティと対談形式で紹介しています。

3月8日(月曜日)放送の「PUSH!」に登場するのは、工学研究科 日浦慎作教授です。

タイトルは「質感工学」。

日浦教授の専門は画像処理です。

 

日浦教授はカメラでとらえた画像をコンピュータで処理する研究を続けています。

脳科学分野の研究者から誘われたのをきっかけに、「質感工学」の研究に携わるようになりました。

「質感工学」とは、布や革、木目など複雑な質感をもつ物体の見た目を計測・記録・比較・再現する技術です。

カメラとコンピュータの性能の進化により、今までは感覚に頼らざるを得なかった色や形、手触りを、正確に数値化することができるようになってきました。

例えば自動車の外装塗装とバンパーの色を極限まで近づけたり、自動運転の映像に写った物体の素材が何であるかを判断することも可能になりつつあります。

さらに、これまでは職人の経験や勘に頼らざるを得なかった技術を精巧に再現することにより、美術工芸品のレプリカの作成などにも役立っているそうです。

 

スタジオ収録風景

 

また、新たに始まった日浦教授の参加する国の研究プロジェクト「深奥質感」についての紹介もありました。

単なる性能や見た目だけにとらわれず、世の中がより付加価値の高いモノを求める傾向にあることから、産業界でも「質感」は非常に注目されていて、国も力を入れているとのこと。

「5年後にこの研究がどう進化したのか、ぜひ皆さんにお話したい」との日浦教授の言葉に、未知の世界に挑む熱意を感じました。

 

デジタルとアナログ、工学と人間が複雑に絡み合うような不思議な「質感工学」の世界、今後どのように発展していくのか、とても楽しみです。

 

放送内容は下記関連リンクからお聞きいただけます

 

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