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ラジオ関西に出演! 環境人間学部 加藤陽二教授

加藤教授

 

本学ではラジオ関西との共同企画で、教員が取り組む先進的・特徴的な活動を広くPRするために、毎月1回本学の教員が、ラジオ関西番組「PUSH!」にてパーソナリティと対談形式で紹介しています。

 

5月4日(火曜日)放送の「PUSH!」「こちら兵庫県立大学です!」に登場するのは、環境人間学部 加藤陽二教授です。

テーマは「食の成分に着目した本物認証から食の機能性解明まで」。

加藤教授の専門は、食品化学・生化学です。

 

加藤教授はニュージーランド研究留学時に、近年話題の「マヌカ蜂蜜」と出会い、帰国後その機能性の謎に迫ろうと研究を始めたところ、世界ではまだ知られていない成分を発見し「レプトスペリン」と名付け、特許を取得しました。

 

このレプトスペリンは、マヌカ蜂蜜以外の蜂蜜には殆ど含まれていない成分であるため、ニュージーランドのUMF協会(マヌカハニーを認証する機関)において、レプトスペリンの含有量がマヌカ蜂蜜認証の基準に使われています。

現在は、「レプトスペリンが、代謝機能の向上など体にとって良い効能を示す」と仮説を立て、体内での代謝などについて、ヒトや動物、培養細胞を使いながら分子レベルで研究を続けているとのこと。

 

マヌカ蜂蜜の他にも、わさびの成分の働きや小豆のゆで汁の機能性など、身近な数々の食品研究も行っています。

 

コロナ禍になり、大学研究者として新型コロナウイルス感染予防に少しでも役立ちたいとの考えから、食品成分によるウイルス由来の酵素阻害に関する研究にゼロから着手しました。世界中でコロナウイルスに関する研究が続けられていますが、加藤教授の得意とする研究の技術や知識を活かして「アゲインストコロナ」に役立てるよう、研究室の学生と一緒に日々研究しています。

 

その他には、加藤教授は病気との関連が示唆されている「活性酸素」についても学生時代からずっと研究を進めています。

 

私たちが普段口にする食品には、思いもよらない機能や効能が隠れているようです。

食品成分の研究が、今後どのような形で発展していくのか、とても楽しみです。

 

放送内容は下記関連リンクからお聞きいただけます。

 

 

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