7月25日、神戸商科キャンパスで、本学の社会情報科学部と三田学園高等学校(兵庫県三田市)との連携協定締結式が行われました。この連携協定は、同校で実施される教育課程「総合的な探究の時間」での人的交流や知的資源等の相互活用を通して、両校における教育・研究のさらなる充実と発展をめざすことを目的に締結されました。
締結式では、本学の社会情報科学部の加藤直樹学部長から、「三田学園高等学校と連携協定を締結できることを誠に喜ばしく思っている。また、太田勲学長も、このたびの連携協定締結を大変喜ばれている。本学の前身である神戸商科大学が垂水にあった時代から、毎年、三田学園出身の学生が数名入学しており、馴染みがある高校である。伝統ある高校と連携協定を結べることは、大変ありがたいことと思っている。社会情報科学部の学生にとっても、授業を聞いて学ぶこと以外に、高校生への探究活動の支援を通して『教える』という得難い経験が得られるようになるのは、貴重なことと思う」と挨拶しました。
これを受けて、三田学園高等学校の眞砂和典校長からは、「これまでにも兵庫県立大学からは、出張講義や学部紹介ガイダンスをしていただいている。さらに、今回の協定によって、高校生の探究活動に対して学術的支援をしていただくことができるようになる。大学生たちは、学びや研究、そこで培ってきた経験、プレゼンテーション能力、表現力、リサーチ能力について非常に深い部分があると思うので、それらを発揮して、高校生に指導していただくといったことを期待している。高校生がこれまでに考えもしなかったこと、しようともしなかったことへの気づきや挑戦が、この協定から始まることを楽しみにしている」というお言葉をいただきました。
このたびの連携協定により、本学から同校へは、社会情報科学部による大学出張講義の実施や社会情報科学部の学生による探究活動への支援(高校生学年不問型ビジネスコンテスト「マイナビキャリア甲子園」参加チームへの指導)といった高度な学習機会を提供します。また、同校から本学へは、三田学園広報ツールを活用した社会情報科学部の地域貢献活動の情報発信など、研究や教育に関する諸活動への協力が行われます。さらに、社会情報科学部の学部紹介ガイダンスや三田学園の生徒による大学キャンパス・施設訪問など、教職員間及び学生・生徒間の相互交流や研修を実施します。
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