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セミナー「SDGsと国際交流」に参加しました

10月25日(火)、姫路環境人間キャンパスで日本国際連合協会兵庫県本部セミナー「SDGsと国際交流」が開催されました。第1部では、環境人間学部の高橋綾子教授が「SDGsと国際交流」について講演を行い、第2部では、事例発表として、環境人間学部3年生の岸田夕奈さんが国際協力の取組について発表しました。

このセミナーは、前日の10月24日(月)から始まった「兵庫県庁SDGs WEEK」関連事業として、本学と日本国際連合協会兵庫県本部、公益財団法人兵庫県国際交流協会が主催したもので、2015年の国連サミットで採択され、現在期待と関心が高まるSDGsの全体像を捉え、SDGsからの学びを国際交流に活かし、地域発展に貢献することを発信するものです。

当日は、本学の学生だけでなく、国際交流に関心のある市民の方々を含めて約150名の方が参加され、会場の大会議室が満席となる盛況ぶりで、SDGsへの関心の高さが窺われました。

 

第1部の講演「SDGsと国際交流」では、高橋教授から「SDGsに対する疑問、背景、歴史、全体像」に始まり、SDGsの内容について分かりやすい説明がありました。また、日本政府や地方のSDGsの取組、世界の取組の現状を、国際協力・国際開発、企業の取組の側面から紹介があり、最後に、兵庫県における多文化共生とSDGsについて紹介がありました。地域の発展に向けて、グローバルな多様性(ダイバーシティ)を活かし、県民がともにつながりあって活躍する包摂性(インクルージョン)に富んだ兵庫の多文化共生社会を実現していくという目標と展望が示されました。

 

第2部の事例発表では、国際協力の取組として、岸田さんから、所属する学生国際協力団体CHISE(チーズ)の活動内容の紹介がありました。

CHISEは、ラオスの山岳地帯の子どもたちの教育環境を改善することを目的に活動しています。現在は、コロナ禍につきオンラインでできるスタディツアーやその他日本でできる活動を積極的に行っています。また、地元兵庫においても障がいを持つ子どもや外国人の子どもなど、マイノリティの子どもたちとともに様々な活動を通じて、ラオスの子どもたちを支援することで、インクルーシブマインドの醸成にもつなげられています。

 

岸田さんの発表の後 、公益財団法人兵庫県国際交流協会の島田参事から、兵庫県ウクライナ避難民支援の概要について説明がありました。兵庫県では、『「ひょうごウクライナ支援プロジェクト」~ひょうごは、ウクライナとともに~』として、44組92名の来県避難民のみなさんへ支援を行っており、その中間報告として共有いただきました。

最後に、高橋教授、岸田さんと参加者による質疑応答が行われました。

SDGsを国際交流の視点から学び、兵庫県の地域発展に貢献することを発信する有意義な機会となりました。

 

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