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姫路環境人間キャンパスに最新のデジタル技術で学びをサポートする「DX教室」が誕生

生活や産業等、あらゆる領域をデジタル技術で刷新していくデジタル・フォーメーション(DX)。本学でも教育のDXを積極的に推進しています。令和4年10月、環境人間学部のある姫路環境人間キャンパスに、デジタル技術を活用して学びやコミュニケーションを促すDX教室が開設されました。今回の記事では、その概要を紹介します。

 

7台の最新プロジェクター&全面ホワイトボード

教室の4壁面の全てがスクリーン兼ホワイトボードになっていて、そこに天井設置型のプロジェクターが5台、ホワイトボードと一体となった移動式プロジェクター2台、計7台のプロジェクターが導入されました。この教室は、もともと視聴覚室でしたが、これを全面的にリニューアルし、テーブルや椅子、カーペット等も新しくなりました。

 

学生は、自身のノートパソコン、タブレット、あるいはスマートフォンを投影してプレゼンを行うことができますし、もっと手軽にホワイトボードにマーカーで書いて議論することもできます。ホワイトボードのスペースもこれだけ広いので、受講者全員が自分のスペースをもって、アイディアを書くことができます。

 

Wi-Fi機能を有したプロジェクターがコミュニケーションを円滑化

これまでパソコンの画面をプロジェクターにつなぐ場合、HDMIケーブルを利用することが一般的でしたが、DX教室のプロジェクターにはWi-Fi機能が備わっているので、ケーブルなしで映写することができます。それゆえにディスカッションのテーブルはすっきりして、広々と使うことができます。

 

さらに、これまでプロジェクターにつなぐことができるのは1つのデバイスでしたが、このWi-Fi機能によってディスカッションに参加している学生のデバイスの画面をスクリーンに同時映写することができます。これによって、それぞれが考えていることやアイディアを簡単に共有することができるようになり、円滑なコミュニケーションが可能になります。

 

議論の成果を画像としてパソコンに瞬時にフィードバック

また、ディスカッションを通して新たなアイディアが生まれたり、新たな方針が立てられたりします。それを全員が共有して、持ち帰る必要がありますが、このプロジェクターでは、スクリーンに映された画像の上に、新たなアイディアを専用マーカーで書き込み、それを画像としてそれぞれのデバイスに瞬時にフィードバックすることができます。

学生は、パソコンの中で授業ごとにフォルダをつくり、資料を管理しています。このように議論の成果が画像ファイルとしてパソコンに戻ってくることで、情報の整理という意味でも非常に便利といえそうです。

 

環境人間学部社会デザイン系卒業研究ワークショップで活用

10月6日(木)、整備されたDX教室を活用し、環境人間学部の社会デザイン系において11月の中間発表に向けた卒業研究を発表し合う卒業研究ワークショップが開催されました。

ワークショップでは、ゼミの学生約6人が一つのグループをつくり、スライドを使ってそれぞれの研究についてプレゼンテーションを行いました。

学生たちは、壁面に映し出されたスライドデータに直接文字を書き込むなど、早速、DX教室の機能を存分に活用した授業が行われていました。

 

 

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