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減災復興政策研究科が台湾・銘伝大学デザイン学部・研究科と学術交流協定を締結しました

本学の減災復興政策研究科と台湾の銘伝大学デザイン学部・研究科は、減災復興学を踏まえた防災研究を推進するとともに、グローバルな視点からレジリエントな地域社会づくりに向け、双方が協働で取り組むことを目的に学術交流協定を締結することとなり、6月6日(火)に神戸防災キャンパスで学術交流協定調印式を行いました。

今年の3月上旬に、減災復興政策研究科の青田良介教授、馬場美智子教授、室﨑益輝名誉教授が、本学の特別研究助成(GX・カーボンニュートラル)を活用した「“環境×防災”を踏まえた日台防災協力による水害に強いコミュニティ構築に関する研究」を実施するために台湾を訪れ、銘伝大学の邵珮君教授の案内により現地で調査を行いました。その際に、都市計画・防災学科がある銘伝大学デザイン学部長・研究科長の洪啓東教授から、「8月に防災分野の博士後期課程を開設することを契機に、本研究科と学術交流協定を締結したい」との申し出があり、本研究科としても、国際化を教育研究の重要な柱の1つに位置付けていることから、協定を締結することとなりました。

今年3月に調査で台湾を訪れた際の様子

 

調印式当日は、台湾から洪研究科長、林文苑都市計画・防災学科長、邵教授をはじめとする銘伝大学デザイン学部・研究科の5名の教員が来日され、式に臨まれました。

調印式では、はじめに本研究科の永野康行研究科長が挨拶しました。挨拶の冒頭で「洪啓東研究科長をはじめとする銘伝大学のみなさま、ようこそお越しくださいました。心より歓迎します」と中国語で歓迎の意を表し、「貴研究科では、今秋に防災分野の博士後期課程を開設されると伺いました。日本も台湾も、地震や洪水などの自然災害が多いです。貴研究科との交流を通して、共同研究や学生交流が芽生えることを期待しています。また、当研究科には、減災・復興に関する大学間グローバルネットワーク『GAND(Global Academic Network for Disaster Reduction and Reconstruction)』というものがあります。こちらの方でも貴大学との学術交流が進むことを期待しています」と述べました。

続いて、銘伝大学の洪研究科長が「本日、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科に来ることができ、嬉しく思っています。また、この場で今年の3月に台湾でお目にかかった青田教授、馬場教授に久しぶりにお会いでき、良かったです。これからみなさまとともに、活発な交流ができることを期待しています」と挨拶しました。

両研究科は、このたびの調印式で学術交流協定と学生交流協定を締結し、さらに減災復興に関する大学間グローバルネットワーク「GAND」に銘伝大学が参加する旨の署名をいただきました。また、永野研究科長と洪研究科長から記念品をそれぞれ贈呈する場面もありました。

調印式後には、銘伝大学の紹介動画が上映され、その後、青田教授から本学に関する紹介がありました。

 

今後は、8月に開設される銘伝大学大学院都市計画・防災学科の博士後期課程で学ぶ院生に対し、本研究科の教員が講義等を提供する機会や、銘伝大学の院生が本研究科に派遣されること等について検討が進められます。また、本研究科は、昨年度から銘伝大学とグリーンインフラを活用した水害に強いコミュニティ構築に関する研究に取り組んでおり、さらに発展させていくことを計画しています。

 

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