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「コロナ禍前のようなエコフェスを」 自然にピース!エコフェス2023開催

7月2日(日)、姫路環境人間キャンパスにおいて、兵庫県立大学学生自治会学生会西支部主催の「エコフェス2023」が開催されました。

 

エコフェスは環境人間学部の学部祭で、例年7月に開催されています。新型コロナウイルス感染症の影響により、一昨年はオンラインでの開催、昨年は感染対策に留意する必要のある時期であったことから、兵庫県立大学西地区にある環境人間学部・工学部・理学部の学生及び教員と、環境人間学部・環境人間学研究科の同窓会「ゆりのき会」の方々のみ入場可能にするなど、一部制限を設けての対面開催でした。今年は、新型コロナウイルス感染症がこの5月から5類感染症に位置づけが変更されたことを受け、地域の方にも来場いただいての開催となり、当日は約1,500人の方々にご来場いただき、キャンパス内は大いに盛り上がりました。

 

ステージの様子

体育館に設けられたステージでは、午前10時から午後5時まで文化系クラブや同好会、有志のグループによるステージが繰り広げられ、来場者は音楽や演劇、ダンスなど様々な催しを楽しみました。また、今回は1990年から2013年までNHK教育テレビ(現・Eテレ)で放送されていた工作番組「つくってあそぼ」に「わくわくさん」役で出演し、子どもたちから人気を博していた久保田雅人さんをお招きし、久保田さんに直接指導いただきながら工作ができる「くぼたまさとの工作教室」と題したイベントも催されました。

 

音楽堂では、ストリングオーケストラ部による弦楽コンサートと、軽音部・ロック部合同によるライブが行われました。

 

イベント・教室展示の様子

グラウンドでは、子どもから大人まで楽しめる2種類のゲームイベントが行われました。

ゴミの分別ゲーム「なぞなぞぽいぽい」

 

教室では、学生自治会による「夏祭り」や「エコ」にまつわる展示や、フォト部による作品展示がありました。

 

模擬店の様子

屋外では、クラブやサークル、学生団体による各種模擬店が軒を連ねました。今年は学生による飲食物の提供が解禁となり、例年よりも多くの団体が出店しました。

 

ゆりのき会によるファッションショー

当日は、同窓会「ゆりのき会」主催によるイベントも行われ、講堂ではゆりのき会のリフォーム研究会によるファッションショーが、また講堂と教室では、ゆりのき会の方々の作品展示も行われました。

 

子どもから大人まで皆が楽しめるエコフェスに

今年は、「エコ」と「夏祭り」、そして「地域の方々へのお祭り」をテーマに掲げたという学生自治会学生会西支部エコフェス統括部長の西脇愛彩奏さんは、「ここ数年、新型コロナウイルスの影響で、地域の方に学祭を楽しんでいただく機会がなくなっていましたが、『地域の方にもう一度エコフェスを楽しんでいただきたい、子どもたちが楽しめるお祭りの機会をつくりたい』という想いがありました。また、環境人間学部の学生が中心となって開催する学祭でもあることから、環境について子どもも考えることのできる夏祭りにすることを意識しました。併せて、特に考えたことは、『子どもだけではなく、一緒に来た親御さんや学生も同じように楽しめるエコフェスにしたい』ということです。自治会のイベントに難易度の差を設けたり、ステージに机と椅子を設置して観客側から見やすくなるよう心掛けたりするなど、大人への配慮も忘れずに考えました。自治会主催のイベントを企画する際には、教室班やグラウンド班、模擬店班に分かれて、それぞれ『エコ』を意識したイベントを考えてもらい、子どもも大人も楽しめるような内容づくりを心掛けました」と語ります。

子どもも大人も学生も楽しめるイベントに

 

また、西脇さんは、「昨年は禁止されていた学生による飲食模擬店の出店が、今年のエコフェスでは許可され、『エコフェスを盛り上げたい』との想いから、バザー担当のスタッフと一緒に様々な学生団体に出店の話を持ち掛けました。その結果、例年より多くの学生団体の参加が得られ、エコフェスを盛り上げることのできた要因の1つになりました。多くの学生団体が参加することもあり、絶対に事故が起きることなく、模擬店を安全に運営できるよう、学生団体との会議や安全講習会の実施を重ね、高い危機管理意識を持って準備を進めました」と準備期間を振り返ります。

当日の朝、模擬店出店者による朝礼を実施

 

模擬店がひしめくキャンパス内

 

エコフェスは、昨年も対面での開催でしたが、昨年は入場制限があったため、地域の方をキャンパスにお招きすることはできませんでした。しかし、今年は入場制限がなくなり、より多くの地域の方に来ていただくために広報活動に力を入れてきたことを西脇さんは強調します。「『昨年よりもたくさんの方々に来ていただきたい、コロナ禍前のようなエコフェスにしたい』との想いから、広報活動に力を入れました。昨年のエコフェスは、学生をターゲットにしていましたが、今年は従来のターゲットである地域の方と子どもたちをターゲットの中心に設定し、SNSを積極的に更新したり、地域へ出かけていってチラシをポスティングしたり、学校にポスターを掲示したり、地域のスポーツ少年団に案内をするなど、地域の方にエコフェスのことを認識していただけるよう努力しました。また、ステージにたくさんの人を呼び込むために、今年のエコフェスから初めて『PR動画』の撮影に取り組みました。電気配線担当のスタッフを中心に取組を進め、ステージに出演してくれる団体にインタビューをし、意気込みや見てほしいところを話してもらうという動画を撮ってSNSに掲載することで、エコフェス開催前から楽しみにしてもらえればと考えました」と西脇さんは言葉に力を込めます。

PR動画制作中の様子

 

綿密な準備を重ねて迎えた当日については、「お世話になった協賛先の方々やゆりのき会の皆さま、学生団体やサークル、部活動に所属している学生、そして、学生自治会のスタッフの頑張りや協力によって、約1,500人の方にご来場いただくことができました。学生だけでなく、地域の方々、子どもたちが笑顔でエコフェスを楽しんでくれている様子を見ながら、『たくさんの方々の協力があってエコフェスが開催できたんだな』と思いました。コロナ禍前のような、コロナ禍前以上の賑わいを見せたエコフェスを開催することができたと思います。11月3日、4日、5日には、姫路工学キャンパスで工大祭を開催する予定です。テクノフェスタやエコフェスよりもさらに規模の大きい、学祭のスタッフにとっても集大成をお見せすることのできる学祭になるので、もっと楽しんでもらえると思います。ぜひご来場いただければ嬉しいです」と西脇さんは充実感をにじませながら話しました。

 

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