工学部は、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、理数系科目の教育に力を入れている「科学探究科」を有する兵庫県立小野高等学校(兵庫県小野市)と教育研究交流に関する連携協定を締結することとなり、7月29日(月)、姫路工学キャンパスにおいて連携協定締結式を行いました。
工学部と兵庫県立小野高等学校はかねてから交流があり、工学部の教員が同高の科学探究科の生徒に指導を行うなどしてきました。このたび、今後より一層相互に理解を深め、教育交流を促進することにより教育の向上を図るとともに、両校の円滑な接続に資することなどを目的に連携協定を締結しました。
締結式で工学部の藤澤浩訓工学部長兼工学研究科長は、「兵庫県立小野高等学校とご縁があり、この連携協定を締結できることを大変光栄に思っている」とし、「本日をきっかけに、お互いwin-winとなるような関係を構築、発展させていただくことができれば非常にありがたいと考えている。伝統があり、またSSHとして非常にアクティブに活動されている兵庫県立小野高等学校と連携協定を締結できることに感謝の意を表して挨拶としたい」と述べました。
また、兵庫県立小野高等学校の小倉裕史校長は、「地元の兵庫県にこのような素晴らしい大学があるということ、また新しい研究棟等が完成し、非常に素晴らしい施設を備えた大学が地元にあるということを生徒にまず伝える必要があると思っている」とし、「今後とも兵庫県立大学工学部と連携して、様々なことができれば嬉しいと思っている。2年後には学科改編があると聞いている。そのような中で様々なことを先生方や生徒に伝えていきたいと思っているので、よろしくお願いしたい」と挨拶されました。
このたびの連携協定により、工学部から兵庫県立小野高等学校の教育活動への協力や助言、高校の生徒に高度な学習機会の提供を行うとともに、両校で教育上の諸課題に対応するための情報交換を行っていくこととしています。具体的に、直近では8月11日(日)の工学部オープンキャンパスの機会に兵庫県立小野高等学校の教員や生徒が来訪され、同高の行事として『工学部を知ろうツアー』が実施されました。さらに今後、『リケジョを増やそうキャンペーン』や『すごいぞ日本のものづくりキャンペーン』などの取組の実施が予定されています。
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