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2024年度兵庫県立大学GBC秋季学位記授与式を挙行しました

9月18日(水)、神戸商科キャンパスにおいて、国際商経学部グローバルビジネスコース(以下GBC)の留学生を対象とした2024年度兵庫県立大学GBC秋季学位記授与式を挙行しました。

 

本学では、3月に卒業する日本人学生とは別に、例年9月にGBCの留学生を対象とした学位記授与式を行っています。今年度は、2020年9月に入学してきたGBCの第2期生を中心に9か国1地域の25名の留学生が新たな門出を迎え、22名が式典に出席しました。

 

当日は、会場にお越しいただけなかった関係者の方々に向けてLIVE配信を行いました。

 

式典は、すべて英語で行われ、髙坂誠学長による式辞をはじめ、来賓の方からのメッセージ等も英語で紹介されました。

 

はじめに学位記授与が行われ、髙坂学長から卒業生1人ひとりに学位記が手渡されました。卒業生は髙坂学長から学位記を受け取ったあと、卒業にあたってのメッセージを述べました。

 

続いて、髙坂学長が式辞を述べ、「私たちの世界は急速にデジタル化が進んでいます。次世代のキーパーソンであり続けるためには、氾濫するフェイクを見抜く力を養い、多角的な思考に基づく独創的な創造力を培うことが不可欠です。柔軟な知性と豊かな想像力を武器に、みなさん1人ひとりが平和な未来のボーダレス社会を切り拓いてください」と卒業生に向けて激励の言葉を贈りました。

髙坂学長式辞

 

来賓祝辞

 

在学生代表による壮行メッセージでは、ベトナム出身のチン フォン マイさんが「GBCに入学以来、みなさんは大きく成長されたことと思います。ビジネスや、文化の違いを受け入れる方法についてみなさんはともに学んできました。永遠の友情を築き、忘れられない思い出を作ったことでしょう。そして何より、みなさんは『GBCファミリー』の一員となりました。就職するにしても、勉強を続けるにしても、日本に留まるにしても、それぞれの国に帰るにしても、人生の次の章に進むときには、GBCで学んだ大切な教訓と良い思い出を胸に刻んでください。GBCのモットーである『It’sour turn to create the future(未来を創るのは私たちです)』のように、世界にポジティブな変化をもたらすために、自身のスキルを活かしてださい」と卒業生に向けてメッセージを贈りました。

在学生代表 壮行メッセージ

 

卒業生代表謝辞では、インドネシア出身のアナンタサ ジェラルド ファドリさんがスピーチをしました。スピーチの冒頭で「偉大なホッケー選手の1人であるウェイン・グレツキー氏の言葉からスピーチを始めたいと思います」と述べ、「『You miss 100% of the shots you don’t take(打たないシュートは100%外れる)』この言葉は私が生きていくうえで大切にしている言葉であり、この4年間の自己啓発の旅の原点でもあります」と紹介しました。そして、「2020年はコロナ禍で、私たち34人のGBC留学生1人ひとりは、11インチから16インチの画面に向かって入学式に出席していました。コロナ禍による制限の中で好奇心が芽生えました。私たち1人ひとりが、『あの画面の向こうにはどんな人がいるのだろう』と考えるようになりました。毎日が興奮と、実際に会うことができるのかどうかという一抹の不安でいっぱいでした。4か月待ち、私たちはついに国際交流寮で顔を合わせ、そこで小さな一歩を踏み出し、互いの距離を縮めていきました」と入学当初のことを振り返りました。

卒業生代表謝辞

 

さらに、「明日のことを心配するとき、昨日のことを思い出してほしい。自分がこれまで経験してきたことを思い出すことでしょう。新しい友人をつくり、新しい言語を学び、知らない国の人々と出会い、慣れない環境で働いたこともあります。できないことなど何もありません。今日ここに立っている私たちは、この瞬間を迎えられたことが、自身の強さと回復力の証であることを思い出してください。未来は不確かなものに思えるかも知れませんが、私たちはすでに困難を克服できることを証明しています。自分自身を信じてください。ここまで来ることができたのだから、この先に何があっても対処できるはずです」と述べ、最後に家族や関係者の方々に感謝の意を表してスピーチを締めくくりました。

 

式典終了後、卒業生は友人や教職員、保護者の方等との記念撮影を楽しみました。

第2期生のみなさんの秋季入学式が行われた2020年9月は、新型コロナ禍の真っ只中にあり、国際的な移動がままならない状況にありました。当時、新入生の大半が来日することができなかったため、オンラインを併用して入学式を実施、その後も、入国できたとしても、2週間の自主隔離期間を過ごさなければならなかったり、留学生のほぼ全員が本学に揃うことになったのも年明けになるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた学年でした。厳しい社会状況の中、出身地から遠く離れた本学に留学され、日々勉学等に励まれてきたみなさんに敬意と祝意を表します。
髙坂学長が式辞で述べていたように、神戸商科キャンパスはみなさんの愛する母校であり、帰ることのできる故郷です。いつでもキャンパスに立ち寄ってください。そして、みなさんの今後のさらなるご活躍を願っています。
ご卒業おめでとうございます。

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