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2025年度兵庫県立大学GBC・GB専攻秋季入学宣誓式を挙行しました

9月19日(金)、神戸商科キャンパスにおいて、国際商経学部グローバルビジネスコース(以下GBC)及び大学院社会科学研究科グローバルビジネス専攻(以下GB専攻)の留学生を対象とした2025年度兵庫県立大学GBC・GB専攻秋季入学宣誓式を挙行しました。

 

本学では、例年9月にGBC及びGB専攻に留学生を秋季入学として迎え入れています。今年は、GBCにはカナダやコロンビア、エジプト、イタリア、ウガンダといった新たな国を含む14の国と地域から集まった32名の留学生が、また、GB専攻にはバングラデシュ、ルーマニアの2か国から集まった4名の留学生が入学し、このたびの晴れの日を迎えました。併せて、来場できなかった関係者の方々に向けてLIVE配信を行いました。

 

式典は、すべて英語で行われ、髙坂誠学長による式辞をはじめ、来賓の方からのメッセージ等も英語で紹介されました。

 

髙坂学長は式辞の中でGBC及びGB専攻について言及し、「私たちは6年前にGBCを、4年前にGB専攻を立ち上げました。多文化グローバル社会をリードし、人々の間に壁ではなく、架け橋を築ける知識の専門家を育成するためです。今、みなさんは尊厳と強い価値観を持つ新入生です。本学はみなさんを大人として扱い、自らの行動に責任を持つことを期待しています。社会の規範を遵守し、健全な自己規律を実践してください。検証が困難で客観性に欠ける安易な言葉に惑わされてはいけません。軽率な発言や独善的な発言は他者を深く傷つけることがあります。代わりに、活気ある学生生活の中で、ともに努力できる良き友人や、生涯の伴侶となるかも知れない友人をつくりましょう。また、国際学生寮の入口の銘板に掲げられている多くの寛大な企業の皆様が、経済的に教育を支えてくださっていることに感謝の念を忘れずにいてください。品位を保ち、誠実で公平であるよう努めてください。混沌とした世界において、喜びも悲しみも分かち合い、授かる恵みに感謝しつつ、新たな価値と希望をともに創り出しましょう」と新入生たちに語りかけました。

髙坂学長式辞

 

来賓祝辞

 

GBC新入生代表宣誓では、ベトナム出身のレ トゥ ミンさんがスピーチをしました。レ トゥ ミンさんは「私が兵庫県立大学グローバルビジネスコースを選んだ理由は、GBCには世界中の留学生と完全に融合した国際プログラムがあると知り、まさに私が望んでいたグローバル環境だと確信したからです。また、このプログラムでは、プロジェクトや研究に関するさまざまなセミナーや、日本文化を学ぶ多くのプログラムが用意されているので、ビジネススキルと日本の豊かな文化への理解の両方を高めることができます。さらに、長年私を魅了してきた日本の伝統と革新の融合に強く惹かれたことが、GBCを志望する動機となりました」と語りました。その上で、GBCでは積極的にさまざまなことに挑戦したいとし、「私は学業と各プロジェクトに全力で取り組み、キャンパスでの活動やクラブ活動にも積極的に参加し、日常生活で自信を持って日本語を話すことを誓います。これらは障壁ではなく、学び、成長する機会だと信じています。特に日本語を習得し、現地の習慣に適応することに決意を固めています。私は日本のことわざ『七転び八起き』に感銘を受けています。この言葉は、私に粘り強くあることを思い出させてくれます。この心構えでもって、これから始まる旅を楽しみにしています」と留学生活の抱負を述べました。

GBC新入生代表宣誓

 

GB専攻新入生代表宣誓では、GBCからGB専攻に進学したルーマニア出身のカルヤン テオドラさんがスピーチをしました。カルヤン テオドラさんは「修士号の取得を目指すことは、将来的に深い理解と専門知識を獲得する決意の表れです。これは、卓越性と研究への深い理解を目指す、長く、時に困難な道のりへの第一歩です。私たちは皆、自らに挑戦し、互いに協力し、それぞれの分野に貢献するためにここにいるのだと確信しています。私にとってこのプログラムは、単なる足掛かりではなく、道そのものです。最終的には博士号を取得し、研究者・教授になることを目指しています。今後のキャリアでは、日本文化と経済の関係性、特に伝統行事・祭事・儀式・芸能のビジネス化に焦点を当てて研究に専念する所存です。GBCでの学びがなければ、日本文化への情熱に気づくことはなかったでしょう。4年間にわたり、私とクラスメイトを指導してくださった全ての先生方に感謝の意を表したいと思います。先生方の並外れたサポートがなければ、今の私はありません。今日、私たちは人生の新たな章を刻みます。学問の旅路の次の段階へと踏み出すにあたり、この空白のページを知識と知恵で満たしていきましょう」とGB専攻に進学するにあたっての決意を述べました。

GB専攻新入生代表宣誓

 

また、GBC在学生代表による歓迎の挨拶では、ルワンダ出身のニービジ ガドさんが「既に『自立』を経験された方もいるかも知れませんが、留学はそれらに新たな次元を加えます。単に家から離れるだけでなく、自らの誠実さ、選択、日常生活の管理に完全に責任を持つ世界へ踏み出します。私自身の経験では、授業や課題、課外活動と個人のルーティンを両立させることは容易ではありません。最初の学期に時間管理に苦労したことを覚えています。しかし、計画を立て、責任を持つことは自由を制限するものではなく、むしろ物事をコントロールできている感覚を与えてくれることに気づきました。成功へと導き、自信を持たせてくれるものなのです」と自身の経験を紹介しました。加えて、「この大学が提供する資源を最大限に活用することを勧めます。図書館や国際交流センター、体育館などこれらはすべてあなたをサポートするためにあります。留学生活でのもう1つの喜びは、出会う人々です。世界中のさまざまな地域から集まったクラスメイトに囲まれ、それぞれが多様な物語や物事の見方を持っています。共有し、耳を傾け、心を開く時間を大切にしましょう。互いから多くを学び、そのつながりのいくつかは生涯の友情へと発展するかも知れません」などと語り、新入生にエールを送りました。

GBC在学生代表歓迎のことば

 

さらに、GB専攻在学生代表による歓迎の挨拶では、インド出身のバット シッダントさんが、「私たちは皆、異なる背景・文化のある国から来ており、日本の文化は想像できる限り異なっています。私にアドバイスをする資格があるかどうかは分かりませんが、お話ししてみたいと思います。1つめに、おそらく最も重要なことは、日本語を習得することです。日本での定住を望んでいないとしても、日本語を学ぶことで多くの扉を開くことができるようになります。日本語能力試験(JLPT)の制度を知っている方も多いでしょう。私からの提案は、まずはN5から始めて、体系的にN1を目指してください。2つ目に、大学で良い成績を収めてください。最近では学位の価値を批判する声も多いです。『ただの紙切れだ』『GPAなんて関係ない』といった意見も聞かれます。しかし、単なる紙切れではないとしたら、それは、あなたが真剣に向き合い、期限を守り、成果を上げた証です。能力の指標であり、この指標には大きな価値があります。3つ目に、親切であることです。自分の成功を努力の賜物としたい気持ちは強いものですが、運が果たした役割を認めないのは不誠実ではないでしょうか。私はインド出身です。発展途上国であり、依然多くの人々が恵まれない状況にあります。自分の育った環境や家族、生まれながらに持っていた社会的資本は、自分で選んだものではありません。それは誰にとっても同じことです。ですから、もし誰かを助ける立場にあると気づいたら、それを実行してください」と留学生活におけるアドバイスを送りました。

※日本語能力検定…独立行政法人国際交流基金および公益財団法人日本国際教育支援協会が主催する、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験。最上級のN1から最下級のN5までの5段階となっている。
※GPA(Grade Point Average)…元は米国の大学や高校等で一般的に使われている成績評価の指標。本学においても学修の状況及び結果を明確化することにより、学生の学習意欲を高め、適切な修学指導に資するとともに、厳格な成績評価を推進し、学びの質を向上させるためGPA制度を導入している。

GB専攻在学生代表歓迎のことば

 

留学生のみなさん、ご入学おめでとうございます。本学GBC、大学院GB専攻での留学生活の中で学びを深めながら、喜びと感動に満ちた日々を過ごされ、さまざまな経験や交流を通してより一層成長して世界に羽ばたいていかれることを願っています。教職員一同、みなさんを応援しています。

 

国際商経学部グローバルビジネスコース(GBC)
GBCは、2019年に英語力とコミュニケーション能力を駆使してグローバル企業など世界を舞台に即戦力として活躍できる優秀な留学生及び日本人学生を育成するためのコースとして設けました。GBCでは、経済学・経営学の専門科目を含め、すべての講義やゼミを英語で学びます。そのため、4月入学の日本人学生は、1年次の前期に約5週間の海外語学研修を行うなど、コミュニケーションツールとしての英語を集中的に学びます。また、入学後1年間はすべての学生が神戸商科キャンパス内にある国際学生寮に入寮して、留学生と日本人学生が共同生活を送り、社会性や国際感覚、国際コミュニケーション能力の獲得を目指します。

 

大学院社会科学研究科グローバルビジネス専攻(GB専攻)
2021年に開設された社会科学研究科の5専攻のうちの1つで、GBCと連結する大学院として設置されました。主にグローバルに活躍するビジネスパーソンの養成を目的としてすべての授業を英語で行うほか、経済学と経営学に加えて、グローバリゼーションの進展に伴う異文化・多文化環境下において、多様性の中で人とつながり、互いに違いを理解し、価値観・世界観・歴史観の違いを乗り越えて課題に取り組む問題探究能力を重視しています。入学時期は、海外の教育サイクルも考慮し、通常の4月入学に加えて、9月入学を実施しています。

 

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