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社会情報科学部の課題解決型演習「PBL演習」最終プレゼンテーションについて

~「生きたデータ」から導き出した販売促進策を企業等に提案~

 

 

まるで真のデータサイエンティストになったかのように、企業等の極秘データを分析し、担当者へ改善策を提案!

驚くほど実践的でハイレベルな授業を、社会情報科学部で開講しています。

 

 

「PBL演習」講義の様子(10月)はコチラ

 

 

社会情報科学部では、提携企業等から提供された「生きたデータ」を分析し、販売促進策を企業へ提案する「PBL演習」を行っています。

去年10月から始まった「PBL演習」は、今年1月14日(木曜日)に最終講義日を迎えました。

この日、事前に行われた予選を勝ち上がったグループが、提携企業等の関係者を含む審査員に向けてプレゼンテーションを行いました。

学生は着席前に机を除菌し、間隔を空けて座っている

 

1年生の「PBL演習Ⅰ」では、7グループがプレゼンテーションを行いました。

審査員として、KOHYO、MaxValuなどのスーパーを経営する株式会社光洋 マーケティング部 松下氏、マーケティングリサーチを行う株式会社マクロミル 統合データ事業本部 丹治氏、関西学院大学 経営戦略研究科 羽室准教授にオンラインでご参加いただきました。

1年生に与えられた課題は “スーパーのお菓子の売上を伸ばすための施策を提案せよ” です。

株式会社マクロミル提供のQPR(消費者購買履歴データベース)と、株式会社光洋から提供された各グループ担当店舗の売上データ、店舗見学写真、各店舗店長へのインタビュー情報を手掛かりに、 各グループそれぞれ異なる視点から、多種多様な販売促進策が上がりました。

まだ1年生であるにも関わらず難しい分析に取り組むグループや、学生ならではの斬新な提案もあり、審査員は興味深くお聞きになっていました。

イラストを用いた1年生のプレゼンテーション

 

各グループのプレゼンテーションが終わるごとに、本学の加藤直樹教授を含む4名の審査員から質問や指摘をいただきました。

時に難しい質問もあり、学生は言葉に詰まる場面がありました。しかし、「分かりません」ではなく「その分析は行っていませんでした。ですが、このような結果から…」など、グループで協力しつつ出来る限り答えようと頑張っていました。

 

 

 

2年生の「PBL演習Ⅱ」では、6グループがプレゼンテーションを行いました。

審査員として、回転寿司スシローなどを経営する株式会社スシローグローバルホールディングス 情報システム部 坂口氏、同社 経営企画部 小林氏に本学へお越しいただき、引き続き関西学院大学の羽室准教授にはオンラインでご参加いただきました。

 

2年生は、株式会社スシローグローバルホールディングスから提供されたデータを分析することで問題を発見し、問題解決の提案を行いました。

売上や顧客満足など、各グループが独自に課題を発見する必要があるため、より広い視野と高度な分析力が求められました。

語りかけるようにプレゼンテーションを行う2年生

 

こちらも多様な販売促進策が上がり、プログラミング言語Pythonなどを使ったハイレベルな分析には、審査員も思わず「おー!」と感心していました。

1年生と同様に審査員から質問や指摘もありましたが、落ち着いて対応している姿に、1年間で大きく成長したことを実感しました。

 

 

 

どちらの講義も、全プレゼンテーションの終了後に審査員が話し合い、優秀グループを決定しました。

特に1年生の「PBL演習Ⅰ」では、「独創性」と「現実性」という点で審査員の意見が二つに分かれ、最優秀賞に2つのグループが選ばれました。

結果が発表されると、思わずハイタッチしそうになった手を止め、エアハイタッチで喜び合うグループもいました。

「PBL演習Ⅰ」の最優秀賞グループ(上段)と「PBL演習Ⅱ」の最優秀賞グループ(下段)

 

最後に、審査員から総評をいただきました。
加藤先生からは「多様な提案があり、どの提案も甲乙つけ難かった。どのグループも胸を張って引き続き学んでほしい」、小林氏からは「新型コロナウイルスで皆さんも大変な中、期待以上の良い提案が聞けて楽しめました。実務と技術の両面を引き続きバランス良く学んでいってほしい」とコメントをいただきました。

データ分析の意義を説明する、株式会社スシローグローバルホールディングスの小林氏

 

 

データは日々変動します。社会の仕組みを理解し、様々な分野で問題解決に貢献できるデータサイエンティストの育成には、仮想のデータだけでなく「生きたデータ」を扱うことが極めて重要であると考えます。

 

このことについて笹嶋准教授は、実際のスーパーマーケットや回転寿司店から生み出されたデータを分析し、実店舗の現場に合った経営改善策を考案することで、はじめてデータサイエンティストに一歩近づくのだと話します。

「PBL演習はまさに“実践的なデータサイエンスの体験”と言える授業だと思います。この授業のために、学生たちはいつも遅くまで研究棟に残って、データ分析と改善提案の考察に取り組んでいました。思うように成果が出ないときもありましたが、そうして悩み苦しんだ結果がプレゼンテーションによく表れており、本当に大きく成長したなぁと感じました」と学生の様子を振り返り、その成長をとても喜んでいました。

また、本学のために「生きたデータ」を提供していただいた企業等については「PBL演習のために、データ漏洩のリスクがあるにも関わらず、大変貴重な生きたデータと、実店舗についての講義や見学の機会を惜しみなくご提供頂いたマクロミル様、光洋様、スシローグローバルホールディングス様には、深く感謝いたします」と感謝を述べました。

 

社会情報科学部では今後も企業等と連携し、高い分析力と実践力が身につく専門性の高い教育を行います。

 

 

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