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一番好きなことで人の役に立てるように、デザインや動画編集にチャレンジ

 

中井レーアユメさん

環境人間学部3年生。動画制作や広告に興味を持ち様々なアプリを勉強。2021年兵庫県立大学ダイバーシティ推進室ロゴデザインに応募し、採用された。高校では吹奏楽部。大学ではギターの弾き語り同好会に所属。

 

きっかけは、ブログとボーカロイドのミュージックビデオ

 

大学に入る前から動画編集に興味がありました。中学校、高校で吹奏楽部に所属していて、学祭で流すPR動画とか演奏会の宣伝、パンフレットの表紙絵なども担当して作っていたんです。最初に作ったのは、中学校のLINEに投稿する演奏会のPR動画でした。

 

そもそも、なぜクリエイティブ系のことが好きになったのかと考えると、小学生の時にアメーバピグのブログを始めてHTMLなどの簡単なウェブ制作が楽しかったのがきっかけでした。その次にYouTubeでボーカロイドのミュージックビデオに興味を持ったことで、動画編集やデザインのアプリを自分で勉強し始めたんです。そこから自己流でいろいろ作りはじめて、自分が作ったもので何かを伝えるということに関心を持つようになりました。

 

 

間違えてもいい、チャレンジすることが大切だと気付いたGLEPの合宿

 

大学に入って、もっと動画やデザインを頑張りたい気持ちがあり、その気持ちを後押ししてくれたのが副専攻のグローバルリーダー教育プログラム(GLEP)(※)です。

私の母はフィリピン人で、私も英語は喋れますが、やはり日本語が混じった英語になったり、文法もぐちゃぐちゃで人前で話すことには抵抗がありました。でも、GLEPが、その苦手意識をがらっと変えてくれました。

 

※GLEPは国際社会や地域社会で主体的な役割を担う人材の育成を目指す副専攻プログラム。

 

GLEPの合宿中に童話を自分たちでアレンジして、二日間で英語台本を考えて演技をするという発表があったんですけど、たとえ英語が変でも文章がおかしくても、チャレンジしたことを褒めてくれるから、「あ、間違えてもいいんだ」って思えて、英語に対する意識はもちろん、大学にいる間はいろんなことにチャレンジしてみようという意識に変わっていきました。

 

GLEPのキャンプにて

 

その他にもP&Gの社員さんの講演で、日本の就職活動は個性を出しなさいって言われているけれど、皆同じ様な服を着て個性を消して就職活動をしていることに違和感がある、と。そんな話を聞いて、自分が本当に好きなことを仕事にしたいと思いだして、動画やデザインに関してもチャレンジしてみようと、一步を踏み出すきっかけになりました。

 

デザインや動画編集の特技を活かせる活動に参加して経験を積む

 

授業でも動画を作る機会がありました。環境人間学部 井関崇博先生の授業で「チャレンジをしたことを動画で表現する」という課題が出されて、私はインスタを使って食べ歩き日記を始めるというチャレンジをして、その動画をつくりました。最後のクラス内投票で私の動画は3位に。先生には編集の改善点などを教わることができました。自分ではいいものができたと思っても、相手からは求めているものと違うって言われたりもしますが、逆にもっと良くなるきっかけなので、落ち込むことはないですね。

 

2年生の冬休みぐらいからは、明石市にある子ども支援のNPO法人で広報のインターンシップに参加してインスタの運営などを担当しています。これは環境人間学部 竹内和雄先生の授業で日本の子どもたちの問題を学んで関心を持ち、ボランティア先を探しました。また、国際交流センターのアシスタントもしていて多文化交流イベントのポスターを作ったりしています。そこでもデザイン力を活かして広報活動の一環を手伝っています。

 

実は、2021年の兵庫県立大学ダイバーシティ推進室のロゴデザイン募集に応募し、私のデザインが採用されました!今回の応募にあたって初めて「Adobe Illustrator」という本格的なソフトを触って、YouTubeで使い方を勉強しながら取り組んだデザインが認められて、とても驚きましたが、クリエーターを目指す、大きな自信を頂きました。

 

  本学ダイバーシティ推進室のロゴ

 

 

日本の文化のよさを伝えるクリエーターをめざしたい

 

二つの国の文化があると、正解がわからないことって結構あります。Aの文化では、これは正しいけど、Bの文化ではそれは失礼に当たる場合、じゃあどうしたらいいんだろうかと思いますね。文化の違いを学んでいく中で、海外もいいけどやっぱり日本って素晴らしいなと思うところがあって。でもその違いって、普段は気づかない自分の国の文化の良さを教えてくれると思うんです。

 

将来はそういう視点を大事にして、外国人観光客向けのサイトをつくりたいと思います。東京や京都以外の、それこそ日本人もあまり知らないスポットを紹介する掲載内容で、海外からのお客さんが地元の人しか知らない風景や良いスポットに、行きたくなるサイトです。ウェブ、グラフィック、広告など、自分が関わっている仕事でお客さんが増えたり、商品が売れたり、広く世界に知られるようになったりするクリエイティブの仕事に憧れます。好きなことを仕事にしていきたいと言い続けていたら、誰かが思い出して声をかけてくれるかも知れません。だから、自分がやりたいことは遠慮せず、機会があるごとに人に言うようにしていますし、コンテスト等にもチャレンジしています。

 

自分でデザインしたYOUTUBEのサムネイル

 

 

 

 

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