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ラジオ関西に出演!大学院 情報科学研究科 安田 修悟 准教授

本学ではラジオ関西との共同企画で教員が取り組む先進的・特徴的な活動を広くPRするために、毎月1回本学の教員がラジオ関西番組「PUSH!」にてパーソナリティと対談形式で紹介しています。

11月2日(火曜日)放送の「PUSH!こちら兵庫県立大学です!」に登場するのは大学院 情報科学研究科 安田 修悟 准教授です。今回のテーマは「スパコンを使いこなすための教育と人材育成について」です。専門は流体力学です。

安田 准教授

「スパコンってなんですか?」

「スパコンって京(けい)や富岳(ふがく)だけですか?」

「スーパーって何がスーパーなのですか?パソコンが何十台もあるような感じですか?」

「スパコンの定義って?」

「一般の人はスパコン使えないの?」

「生活にどんな影響を与えているの?」

専門の方や、よくご存知の方からすればくだらない質問かもしれません。安田准教授は「スパコン」という言葉は聞いたことがあっても、改めて聞かれるとよくわからないと思われる方でもわかりやすいように説明していました。(安田准教授による質問の答えはこちらへ ラジオ収録音源が始まります)

 

【兵庫県立大学大学院 情報科学研究科 スパコン】

「理系も多いが文系もいる」- スパコンと兵庫県立大学 大学院

2011年、ポートアイランドにスパコン「京(けい)」が設置された時、それを使いこなせる人材を育成するため、シミュレーション学研究科(当時名称)が立ち上がりました。

10年経ち、新しいスパコン「富岳」にリプレイスされるタイミングに、シミュレーション学研究科と応用情報科学研究科の大学院2研究科を統合し、2019年に新設された社会情報科学部にも接続する新しい大学院研究科として、データ科学と計算科学を総合的に学ぶことのできる情報科学研究科が新たに誕生しました。(詳しくは下部にあります関連リンク 大学院 情報科学研究科ホームページ をご覧下さい)

 

林さん    「学生は何人くらいですか?」

安田准教授「新体制になっての大学院では1年生が60名程度です」

林さん  「大学院にしては多いですね。県立大学出身の学生が多いですか?」

安田准教授「県立大学の他の学部・研究科からくる学生が半分ほどで、その他は他大学です」

山崎さん 「基本は理科系ですよね」

安田准教授「そうですね、理科系の方が多いですね」

林さん  「多い!?」

安田准教授「文系の方もいらっしゃいます」

林さん山崎さん「そうなんですか?」

安田准教授「データ科学という分野では社会科学をテーマとしている人がおられます。先生の中にも経済学が出身の方もおられますし、計算科学やデータ科学など情報系の研究は理系だけでなく文系も対象としています。」

山崎さん 「経済学ってどこか理系っぽいところがありますよね」

安田准教授「そうなんです!」

流体力学という分野

学生時代には工学部 航空宇宙工学でロケット打ち上げや航空機の空力設計に関係する気体の流れを研究していた関係上、スパコンは頻繁に使用していたと話す安田准教授。最近の研究テーマは高分子やコロイドなどのソフトマターと呼ばれるドロッとした流体(クリーム、片栗粉を水に溶かしたもの、茶わん蒸し、プリン、ゼリーなど)だそうで、こういったものは、流体と固体の性質を両方もっていて、特徴が分子レベルに起因すると言われているそうです。普通の水や空気の分子は小さいが、ソフトマターを構成する分子は大きな分子や長いものなどが多くとても難しいそうです。流体力学はスパコンを使用してシミュレーションを行いますが、数字上ではイメージしづらいものは「CAVE(ケイブ)」と呼ばれる装置を使って、データを直感的に見ることのできる立体可視化をすることで理解を深めているそうです。

 

CAVE画像(CAVE専門家である 情報科学研究科 大野 暢亮教授 提供)

スパコンを使いこなすための教育と人材育成

スパコン「富岳」は膨大な情報量を高速に処理できるコンピューター、計算速度ランキングは2位に約3倍の差をつけるほど圧倒的な速さをもっての世界1位です。たくさんのコンピューターに繋がっており、それを同時に動かす為の特殊なプログラムが必要になるため、専門的な知識を要します。

安田准教授の専門は流体力学ですが学生への講義では、「どうやってスパコンをプログラムするのか」を基礎研究として行っています。

 スパコンを動かすための人材育成について、日本は世界に比べてIT化の遅れを指摘されているのと同じく、育成も遅れているのか?とのコメンテーター山崎さんからの問いについて安田准教授は、「スパコンの分野で日本が遅れている訳ではない。むしろ今の時点でも富岳が世界一であり、学術的な研究の最先端なところでは全く遅れていない」との事です。

IT化が遅れていると聞くのは恐らく、私たちの日常生活の中でどれだけIT化の普及が進んでいるか、ということなのかもしれませんが、それも他国に比べて特に遅れているということはないとの事です。

「富岳」をはじめあらゆるスパコンに最適なプログラムを作るための知識の取得と向上のため、本学大学院情報科学研究科では研究に取り組んでいます。

スパコンはものづくり産業や経済、社会問題、科学など、とても幅広い分野で使用されているそうです。スパコンは日々進化し続けており、今までの歴史を見るとこの先20年くらい経った頃には富岳のようなスペックのものが個人で所有できる時代がくると思う、と安田准教授。

20年後にはどんな未来になっているのか、わくわくする内容でした。

 

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