11月9日（月曜日）放送のラジオ関西「PUSH!」に、本学の緑環境景観マネジメント研究科　澤田佳宏准教授が出演しました。

澤田准教授は、植物学、保全生態学を専門とし、「海岸砂丘の自然草原」と「里地の半自然草原」を主な研究対象としています。

お百姓さんが草刈りをすることで維持されている“里地の半自然草原”は、植物の多様性の宝庫です。しかし、農村の高齢化による人手不足のために管理不足となったり、圃場整備などの開発が行われたりすることにより、里の草原は著しく衰退し、昔から土地に生えていた身近な植物がどんどん姿を消しているといいます。

日本人にとっての原風景のひとつである半自然草原。現在は全国的に危機的な状況にありますが、その風景を守るために、低労力の草原管理や、野生の生き物のことを考えた圃場整備方法、沿道や公園の法面での草原再生など、様々な試みがなされています。

澤田准教授のお話を聞いて、里地里山の未来について考えてみてはいかがでしょうか？

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