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「先端医療工学研究所の設置とこれからの夢」先端医療工学研究所長・工学研究科 小橋 昌司 教授

本学ではラジオ関西との共同企画で、教員が取り組む先進的・特徴的な活動を広くPRするために、毎月1回本学の教員が、ラジオ関西番組「水曜ききもん」にてパーソナリティと対談形式で紹介しています。

 

4月6日(水曜日)放送の「水曜ききもん こちら兵庫県立大学です!」に登場するのは、先端医療工学研究所の所長であり、工学研究科の教授である小橋 昌司(こばし しょうじ)先生です。

 

今回のテーマは「先端医療工学研究所の設置とこれからの夢」

小橋所長の専門は、「医用画像認識」で、本学大学院の工学研究科の教員と、先端医療工学研究所の研究員を兼務しています。

 

工学との出会い

小橋所長は、病院などの医療機関で撮影されたMRI画像やCT画像などの医用画像を、人工知能を使って自動解析し、医師の診断の補助や患者さんの病状理解の補助、手術支援を行うシステムの開発を進めています。

工学との出会いは幼少の頃で、「人がコンピュータに命令を出すことによってコンピュータが動く」ということに衝撃を受け、その後、コンピュータにのめり込んでいき、工学の道に進まれたそうです。

研究中の様子

 

工学を医療に応用していくために ― 先端医療工学研究所とは

2016年に姫路駅前に先端医工学研究センター(AMEC:エーメック)が設置され、工学部の約50名の先生がセンターに所属して研究に取り組んでいました。

さらに、工学を医療に応用していくために様々なものを開発していく必要があることから、先端医療工学研究所は、それらを開発していくための研究所として、2022年4月1日に兵庫県立はりま姫路総合医療センター内に開設されました。ものをつくるためには、機械や科学、人の動きといったものも必要であり、研究所は、それらを医療に応用するための拠点としての役割も持っています。

AMECは、工学に特化した組織でしたが、先端医療工学研究所は、情報科学やデータサイエンスをはじめ、環境人間学部、看護学部といった文系の人たちも関わり、本学のすべての学部と連携して研究を進めていくための独立した組織となっています。

姫路市にある先端医療工学研究所

 

医療との関わり

工学といっても様々な分野がありますが、研究所では、病院の中にあるすべての機器、電子器具や注射器といった器具の開発に関わります。

兵庫県立はりま姫路総合医療センターの中に研究所が設置されたことで、学生は「病院の中」という医師との距離が近い環境で、医療の機器の開発に携わることができるようになりました。

「医療に対しては素人であるけれども、医師と話をし、手術の現場を見学させていただくことで、分かってくることがある」と小橋所長は語ります。医療現場で機器がどのように使われているかを知ることで、研究者側から「こういうものは、どうですか」と、医師に提案することができるようになります。

医療工学は、これまでにもいろいろな研究がなされていますが、「医者は医者」、「工学は工学」といった具合にバラバラで連携していたところを、医師と研究者が一緒に研究を進めていくことが研究所の狙いです。

病院の現場で

 

人のために役立つものをつくりたい

小橋所長は、研究所の今後の展望として、まずは、医学と工学が融合していくことをスタートとし、研究所を拠点として国内外のいろいろな方に来ていただくことと、次世代を担う人材を育成していくことを挙げられました。

小橋所長ご自身の夢は、「30年くらい前からMRI画像やCT画像を、人工知能を使って診断の支援をするものをつくっていますが、それらが医療現場で製品として使われるもの、人の役に立つものをつくりたい」と話されました。

 

工学は人に一番近いところにある

工学というと、とても難しいことをしているのかなと思われがちですが、実は、私たちの身の周りにあるほぼ全てのもので工学が使われています。

また、番組の最後に小橋所長は、工学が少し苦手な方、小さなお子さんや親御さんに向けて、「例えば、医療に関わりたいと思ったとしても、1本道ではなく、いろんな道があるので、ぜひいろいろなところを見て、自分がしたいことを探して見つけていただきたい」とのメッセージを送りました。

研究室で学生とともに

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教員出演 ラジオ音源 ← 放送内容はこちらからお聴きいただけます

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