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地域資源マネジメント研究科 川村教授が日本地学教育学会「学会賞」を受賞しました

8月23日(火)に島根県松江市で行われた2022年度日本地学教育学会総会において、地域資源マネジメント研究科の川村教一教授が「学会賞」を受賞しました。

川村教授の専門は、地球科学で、地学教育の天文、気象、地質の各領域にわたって、教材開発や教育実践研究を中心とした研究をしています。これまでに、日本地学教育学会誌「地学教育」では、平成17年度学術奨励賞教育実践優秀賞が授与されました。学会活動では、本学会の評議員や「地学教育」編集委員、「地学教育」学術奨励賞選考委員、同学術奨励賞審査委員会委員長を務め、他の学会員の方々とともに、本学会における研究成果の公表やその評価に取り組みました。併せて、令和元年には、全国地学教育研究大会・日本地学教育学会「第73回全国大会・秋田大会」の実行委員長を務めました。

また、川村教授は、地学に関する次世代育成・指導にもあたり、平成21年度以降、地学オリンピック委員会の理事長を務め、中学生・高校生を対象とした地学の普及・発展に努めるとともに、国際地学オリンピック大会では、海外の地学教育関係者との交流活動にも貢献しました。学校教育やインフォーマル教育などの多様な地学教育の充実に向けて取り組み、次世代の人材育成を図ってきたこと、また、これまでの経験と実績を活かして、今後も地学教育の一層の推進に向けた活躍が期待されていることから、今回の受賞に至りました。

今回の受賞を受け、川村教授は、「このたびは、思いもかけず日本地学教育学会の学会賞を受賞し、自分自身が驚いております。研究を通じて学術界に貢献しようと努力してきたことの積み重ねが、日の目に見えたことに感激しております。私の研究を支えてくださった同僚や関係者に、心から御礼申し上げます。これまでに研究活動に従事してきた教科教育学や地球科学は、決して華やかな領域ではありませんが、わが国だけでなく、地球規模で課題が山積みしている国際社会に貢献する学問です。研究をご支援くださる方々の期待に応え、持続可能な世界をめざすために、今後も基礎研究の推進に微力ながら努めてまいります」と話しました。

 

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