記事検索

  • 学部・組織・所属

  • 記事のテーマ

  • 記事のタイプ

環境人間学部の学生が、Education Development Short Video Contest「金賞」を受賞しました

このたび、株式会社パデコ(本社:東京都港区)主催「Education Development Short Video Contest」において、環境人間学部3年生の宮城ひなたさんが金賞を受賞しました。

 

株式会社パデコは、日本国政府及び政府関連機関、地方自治体、国連等の国際開発援助機関、発展途上国の政府、民間企業等をクライアントに持つ、様々な専門分野や異なった文化からアプローチが可能な国際コンサルティング会社です。

本コンテストは、株式会社パデコ教育開発部が、発展途上国の教育開発に関心を持つ大学生や大学院生を対象に、「コロナ禍における途上国の教育開発」をテーマとした動画作品の募集を行ったもので、動画の制作過程で、コロナ禍に苦しむ発展途上国の教育開発の課題と現状について学ぶとともに、今後どのような取組が教育開発に必要であり、可能であるかを自分ごととして考えるきっかけとなることを目的に開催されました。

 

環境人間学部の宮城さんは、学生国際協力団体「CHISE」に所属しています。CHISEは、ラオスの子どもたちの教育環境を改善することを目的に活動を行っている団体で、SDGsのゴール4に掲げられている「質の高い教育をみんなに」の達成に貢献すべく活動を展開しています。コロナ禍以前は、毎年2回ラオスを訪問し、2011年から現在までラオスに5校の学校を建設するなど、主にハード面での支援を行ってきました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、2年前から現地に行くことが難しくなったものの、オンラインを使用することにより、遠く離れた日本からでもラオスの村の学校や教育局とつながり、ソフト面での支援を行えないかと現地の方と対話を重ねてきました。そして、今年の6月1日から6か月間、小学校入学前の子どもたちを集めて、ラオス語教室を開始することになりました。CHISEは、幼稚園がないアルパバン県ポンサイ郡ロンラード村に、教員への給料を支払うことにより、教室の運営をサポートしています。

今回、宮城さんは、現地に行くことができないコロナ禍であっても、支援先とのつながりを途絶えさせることなく継続してきたCHISEの具体的な活動内容(オンラインツアー、子どもたちとの交流、ラオス語教室の運営サポート)を紹介する動画を制作し、このたびの金賞受賞となりました。

 

今後も、現地の子どもたちとの交流や村の住民の方を対象にインタビューをするオンラインスタディツアーを行うなど、引き続き活動を展開していくこととしており、ラオスのマイノリティを含めて社会的に不利な立場にある子どもたちと交流し、支援を継続することで、インクルーシブマインドを育成していくこととしています。また、今年の9月から渡航制限が緩和されたため、2023年3月にはラオスを訪問して、直接現地の子どもたちや村の住民の方と交流し、今後の支援について話し合うことにしており、宮城さんは、「これからも、子どもたちが笑顔で勉強を続けることができるお手伝いをしていきたい」と話していました。

関連リンク

環境人間学部

兵庫県立大学 乾 美紀研究室

 

宮城さんが金賞を受賞した動画は、下記のリンク先でご覧になれます。

株式会社パデコEducation Development Short Video Contest結果発表

 

COPYRIGHT © UNIVERSITY OF HYOGO. ALL RIGHTS RESERVED.