5月27日(土)、神戸商科キャンパスとメタバース空間「KIMULAND」内において、兵庫県立大学神戸商科キャンパスキャリアセンター主催・兵庫県立大学生活協同組合共催の「学内合同業界・企業研究会(企業学生マッチングイベント)2023」を開催しました。
本研究会は、これから就職活動を開始する学生や大学院生に向けて、様々な業界や企業の情報に触れて職務内容等を具体的に学ぶことのできる機会を提供し、将来のキャリア形成につなげることを目的に、学内及びメタバース空間同時開催で行われたものです。特に、メタバース空間を利用した企業研究会の開催については、本学では初となる試みで、本学と包括連携協定を締結している株式会社みなと銀行の協力を得て、地元企業を中心に10社にご参加いただき、開催しました。
対面での開催
対面開催は、国際商経学部・社会情報科学部の1~3年生と社会科学研究科・情報科学研究科の大学院生を主な対象に、午前と午後で参加企業を入れ替える2部制で開催しました。教室に参加企業・団体のブースを設け、1回の説明時間を30分とし、タイムテーブルに沿って計3回学生に対して説明会を実施していただきました。
当日は、IT・情報処理、メーカー、商社、サービス、流通、金融、保険、公務といった幅広い業界・業種から、本学のOB・OGが在籍するなど、本学と縁の深い32の優良企業・団体の方々にご参加いただきました。
本学のOB・OGの方が説明を行われている企業もありました。
対面開催では昼休憩の時間を利用して、神戸商科キャンパスキャリアセンター主催、兵庫県立大学生協共催、就職情報サイト「はりまっち」(株式会社ダイネンヒューマンplus)の運営により、「就活クイズ大会」と「OBOG交流会」が行われました。
就活クイズ大会では、「面接会場に入室する際のノックの回数は何回が適切か」「面接会場へは何分前に行くのが良いか」など、企業訪問やインターンシップ、採用試験の面接といった就職活動における様々な場面でのビジネスマナーを学ぶことのできるクイズが出題され、OB・OGの方から解答の解説をされる場面もありました。
OBOG交流会では、参加学生からOB・OGの方々に向けて「WEBテスト対策はいつから始めるべきか」「今からの時期にしておいた方が良いことは何か」といった質問が多く寄せられました。また、交流会の最後にはOB・OGの方々から学生に向けて「就職活動や勉強など、きちんとすべきときと、部活やサークルなどの楽しむことの両方をバランス良く両立しながら頑張ってほしい」などのアドバイスや励ましの言葉が送られました。
メタバース空間での開催
メタバース空間での本研究会は、国際商経学部・社会情報科学部・工学部・理学部・環境人間学部の1~3年生と社会科学研究科・情報科学研究科・工学研究科・理学研究科・環境人間学研究科の大学院生を主な対象として、木村情報技術株式会社のメタバース空間「KIMULAND」を利用して行われました。「KIMULAND」は、VRゴーグルを使わずにパソコンだけで使用することができる3D仮想空間アバターで、メタバース空間での説明会に参加した学生は、事前に専用ソフトウエアをパソコンにインストールし、自身のアバターを設定して当日に臨みました。また、参加企業には、メタバース空間の展示会場内にブースを設置していただき、企業概要や紹介動画等をブースに掲示いただきました。
メタバース空間に設置された展示会場の入口
メタバース空間の展示会場内では、学生は自身で作成したアバターで自由に展示会場内を移動することができ、マイク機能を使用して参加企業の採用担当者の方と会話をすることもできました。
メタバース空間での本研究会に参加した学生からは、「メタバースの利用は初めてでしたが、思っていた以上に使いやすかったです」「メタバースという新しい媒体で多くの企業の説明会に参加して企業や業界のことを知り、新たな体験をすることもでき、とても良い経験になりました」などの感想がありました。
参加した学生のみなさんには、今回の企業研究会を通して得ることのできた業界や企業の情報、ビジネスマナーの知識などを、これからの就職活動及びキャリア形成に活かし、つなげていただきたいと願っています。
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