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2023年度兵庫県立大学秋季学位記授与式を挙行しました

9月15日(金)、神戸商科キャンパスにおいて、2023年度兵庫県立大学秋季学位記授与式を挙行しました。

本学は、2019年に経済学部と経営学部を再編して国際商経学部を設置した際に、同学部内にグローバル企業等で即戦力として活躍できる学生を育成するためのコースとしてグローバルビジネスコース(以下GBC)を設けました。このたび、2019年9月に入学してきたGBCの第1期生の留学生を中心に、国際商経学部経済学コースと経営学コースの学生、経営学部事業創造学科の学生、社会情報科学部の学生の計44名の学士が新たな門出を迎えました。

 

当日は、会場にお越しいただけなかった関係者の方々に向けてLIVE配信を行いました。

 

式典は、すべて英語で進行され、髙坂誠学長による式辞や齋藤元彦兵庫県知事からのメッセージも英語で紹介されました。

 

はじめに学位記授与が行われ、髙坂学長から卒業生1人ひとりに学位記が手渡されました。

 

続いて、髙坂学長による式辞がありました。髙坂学長は「私たちは4年前、グローバル社会を正しい方向に導き、人と人との間に壁ではなく橋を架けることのできる知のプロフェッショナルを育成するために、GBCという全く新しいコースを立ち上げました。そして今、みなさんは、尊厳と誰も侵すことのできない価値を備えた輝かしい第一期卒業生です。神戸商科キャンパスは、みなさんの大切な母校です。時間があれば、いつでもキャンパスに戻ってきてください。みなさんの成功談や失敗談を聞くのを楽しみにしています。私たちは、みなさん1人ひとりに、これから幸せな日々が待っていることを信じて、心からの挨拶と惜別の言葉を贈ります」と卒業生に向けて、はなむけの言葉を贈りました。

髙坂学長式辞

 

来賓祝辞

 

在学生代表による壮行メッセージでは、インドネシア出身のムリヤディ・ヤスミン・ハイラサリマ・ラトゥさんが、「今日は、私たちの人生の1つの章の終わりと、新しい章の始まりを意味します。私たちは入学時、様々なバッググラウンドを持って来日し、以降、多くの困難を乗り越えながら、ともに成長し、自立することを学び、お互いの文化を尊重し合ってきました。卒業生のみなさんにおかれては、人生の次のステージに進むにあたり、進学や就職を計画していることでしょう。GBCでの経験を活かして、目と耳と心を広げ、世界をより良く理解し、バッググラウンドに関係なく個人を尊重する、賢明で責任あるリーダーとなることを願っています」と卒業生に向けてメッセージを贈りました。

在学生代表 壮行メッセージ

 

卒業生代表謝辞では、インド出身のアヌシュカ・シュクラさんがスピーチをしました。

卒業生代表謝辞

 

アヌシュカ・シュクラさんは、「4年前の2019年9月、私がこの同じ場所に立ち、入学式でスピーチをしたのが昨日のことのように感じられます。正直、あのときは新しい国での大学生活のスタートで、教育環境も違うので、とても緊張していました。GBCの学生は皆、同じような気持ちや感情を抱いていたと思います」と入学当初のことを振り返りました。

2019年9月に行われたGBC入学宣誓式で新入学生代表宣誓をするアヌシュカ・シュクラさん

 

「しかし、GBCの教授陣や職員は、常に手を差し伸べ、私たちを歓迎してくれました。私たちの多くも、日本への帰属意識を持つようになりました。GBCは、私に生涯で最も貴重な経験と、GBCのクラスメートとの忘れられない思い出を与えてくれました。COVID-19の流行は、私たちの生活を大きく変え、予期せぬ挑戦や困難に直面しました。GBCの学生たちは、GBCの運営チームの素晴らしい粘り強さと、素晴らしい教授陣の献身的な努力のおかげで、学ぶことを諦めず、オンラインで教育を受け続けることができました」とGBCで過ごした4年間について述べました。そして、「今日、私たちは経済学の学士号を得て、兵庫県立大学を卒業します。新たな情熱、キャリア、夢に向かって新たな旅に出ようとしています。これは、私たち卒業生が人生の中で達成した、もう1つの大きな節目であり、1人ひとりが自分の成し遂げたことを誇りに思うべきです。今日、この特別な日に、私は母と父に、私を信じ、絶えずやる気を起こさせ、立派に育ててくれたことに感謝したいです。同時に、重い気持ちを抱えながらGBC、友人、先生方、GBCの運営チームのメンバー全員に別れを告げます。別れは簡単ではありません。しかし、ここで築いた愛情、サポート、素晴らしい思い出を胸に、私たちは前進し続け、人生のあらゆる面で卓越しなければなりません。ここにいる親愛なる友人たちへ、人生の新たな章が始まることを祈っています」と述べ、本学の関係者や日本政府、GBCの運営に経済的な支援をしていただいている企業の方々に向けて感謝の意を表しました。

 

式典の終了後、卒業生は友人や保護者の方等との記念撮影を楽しみました。会場内は卒業生の晴れやかな笑顔で溢れ、一層華やいだ雰囲気に包まれました。

 

また、式典後にはキャンパス内の食堂で兵庫県立大学2023年度GBC卒業パーティーが催され、GBC在学生や卒業生によるパフォーマンスや、卒業生から指導教員へ感謝の言葉を贈るなど、心温まるひとときを過ごしました。

髙坂学長が式辞の中で述べたように、兵庫県立大学は、卒業生のみなさんの大切な母校として、いつでも戻ってこられる場となることを、そして、みなさんのさらなる飛躍を願っています。

ご卒業おめでとうございます。

 

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