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「オンライン上のメタバース空間での開催というメリットを活かして」 合同企業研究会atメタバースを開催

2月15日(木)、メタバース空間「KIMULAND キムランド」内において、兵庫県立大学神戸商科キャンパスキャリアセンター主催「合同企業研究会atメタバース」を開催しました。

昨年5月に続き、今年度2回目の開催となる本イベントは、これから就職活動を開始する学生や大学院生が、様々な業界や企業に触れて、企業や職務内容等を具体的に学ぶことで自身のキャリア目標を明確にし、将来のキャリア形成につなげることを目的としており、本学と包括連携協定を締結している株式会社みなと銀行(本社:兵庫県神戸市)の協力を得て、兵庫県下の企業を中心に18企業・団体にご参加いただいて行われました。

 

パソコンがあれば全国どこからでも参加可能

前回は、対面とメタバースでの開催でしたが、今回はメタバースのみでの開催とし、木村情報技術株式会社(本社:佐賀県佐賀市)が提供しているメタバース空間「KIMULAND」を使用して行われました。KIMULANDは、インターネット上に作られた仮想空間で、アメリカで開発された3Dメタバースプラットフォーム「Virbela」により構築・運用されており、木村情報技術株式会社が提供する専用ソフトウエアをパソコンにインストール(無料)することで利用できます。

KIMULAND内の展示会場では、各企業・団体によって設けられたブースを、事前に自身で作成・設定したアバターと呼ばれる仮想空間上の自分の分身を使って巡り、ブース内で説明を聞いたり、マイク機能を使って企業・団体の方と直接個別に対話したりすることができ、チャットにコメントを書き込むことも可能です。

 

開催に先立ち、1月下旬に参加学生を対象にした説明会を行い、パソコンにインストールしたソフトウエアの動作確認や環境設定、アバターの設定や操作方法など、本イベントに参加するにあたっての操作上の不安や疑問を解消する機会としました。

参加企業・団体の方々に向けても説明会を行い、メタバース空間を実際に体験していただきました。別日に予行演習会の機会を設け、イベント当日の設定で具体的なシステムの動作をご確認いただくなどしました。

今回は、本学の国際商経学部・社会情報科学部・工学部・理学部・環境人間学部の1~3年生と、社会科学研究科・情報科学研究科・工学研究科・理学研究科・環境人間学研究科に所属する大学院生のほか、メタバース空間を利用したオンラインによる開催であることのメリットを活かし、兵庫県内の企業に関心のある全国各地の他大学の学生も参加可能として幅広く参加を呼びかけ、当日は主に本学の学生をはじめ、近畿圏内の大学の学生にも参加いただきました。

展示会場の入口

 

当日の様子

当日、参加学生及び企業・団体の方々は、それぞれの居住地や勤務地等から、専用ソフトウエアをインストールしたパソコンでKIMULAND内に設けられた展示会場にアクセスして本イベントに参加しました。なお、イベント開始前に展示会場前でオリエンテーションを実施、また、イベント中に分からないことや困りごとが出てきたときに相談することのできる総合案内スタッフを配置するなどして、参加者がイベントに参加しやすい体制を整えました。

イベント開始前に行われた展示会場前でのオリエンテーション

 

イベントでは、1回の説明時間を30分とし、企業・団体の方々にはタイムテーブルに沿って計4回学生に対して説明会を行っていただき、学生からの個別相談にも応じていただきました。

会場内の様子

 

企業・団体のブース内で投影されるスライドは、パソコン上で全画面表示にして見ることもできます。

イベントに参加した学生の中には、開始から終了時まで会場内の各ブースを回って説明を受ける学生も見受けられました。

 

参加した学生の声

・最初は操作が分からなくて戸惑いましたが、慣れると使えるようになりました。

・ブースの上に企業名が大きく表示されていて分かりやすかったです。

・インターンシップの情報について知ることができて良かったです。

・体調面で対面の説明会への参加が厳しく、メタバースでの開催だったので参加してみましたが、想像以上にスムーズな進行で、これからもメタバースでの参加を積極的に続けていきたいと思いました。

・メタバースでの説明会は初めてだったので操作に慣れるのに時間がかかりましたが、対面よりも気軽に参加できる点で、就職活動を始めるきっかけとして良い機会だと思いました。

 

本イベントを企画した神戸商科キャンパスキャリアセンター長で国際商経学部の濵田洋准教授は「メタバースイベントにご協力、ご参加いただいた企業・団体の皆様に大変御礼申し上げます。 キャリア支援を預かる立場として、学生のキャリア形成は受け身ではなく、自ら考え、自律的に取り組むべきものと考えており、できるだけ多様な機会を提供できればという思いから本イベントも含め各種キャリア支援を企画しています。本イベントは2回目となり、参加しやすい環境を維持しつつ、シンプルなオンライン説明会により、学生が主体的に動け、コミュニケーションが取れる手法として実施いたしました。今回は主催者として反省点も多く、より改善すべき点も多いというのが率直な思いですが、直接学生に接する大学として、学生にとって有益なキャリア形成を支援するべく今後も改善していければと考えております。改めて今回はご協力いただき感謝申し上げます」と話しました。

 

 

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