記事検索

  • 学部・組織・所属

  • 記事のテーマ

  • 記事のタイプ

「商大祭2020 C-NAS祭 2C02C0」を振り返って

11月7日(土)に「商大祭2020 C-NAS祭 2C02C0」を開催しました。例年は神戸商科キャンパス内で行っていましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインでの実施となりました。

 

テーマは2C02C0。多くのニコニコが生まれますように、との願いが込められている

 

今まで特設ステージで行っていたお笑いライブや部活動のパフォーマンスなどは、LIVE配信(在学生と教職員のみ視聴可能)で、教室で行っていた展示会や謎解きなどは、特設サイト上で公開しました。

なお、模擬店やフリーマーケットは中止となりました。

 

LIVE配信のスケジュール(左)と、特設サイトのトップページ(右)

 

お笑いライブには芸人4組が出演した

 

本学初のオンライン開催ということもあり、実行委員を筆頭に、多くの学生や教職員が試行錯誤を重ねて取り組みました。

そこで、今年の商大祭実行委員会の委員長であった西中さんと、副委員長の服部さんに、今年の大学祭を振り返ってもらいました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

―オンラインで無事に開催することができました。当初は中止するという考えもあったのでしょうか。

 

服部さん

コロナウイルスの影響により、今までのような学祭を行うことは難しいと思っていましたが、何らかの形で開催したいという気持ちは当初からありました。みんなで話し合った結果、オンラインで行うことに決まったものの、大学祭というと近隣住民の方にも来場していただくイメージが強く、当初はオンラインで行うことの実感が湧きませんでした。特に今年は学生に向けた企画を中心に進めていたので、オンラインでそれをどうやって実現するかがとても難しかったです。

 

 

―LIVE配信先を在学生と教職員のみに限定したのはなぜですか。

 

西中さん

LIVE配信を限定公開にした理由は、賞品の受け渡しや、企画に参加していただいた先生方のプライバシ―保護のためということもありますが、一番は「学生のための大学祭」ということを重視したからです。

例年は、学生がメインとなって楽しめる企画というと、模擬店以外にはあまりなかったように思います。さらに、今年はコロナウイルスの影響で前期の入構が制限され、学生は学校へ来て楽しむ機会がほとんどありませんでした。そこで、大学祭くらいは学生に思い切り楽しんでほしいと思い、在学生限定でプレゼント企画などを実施しました。

謎解きやミスコンをはじめ、他にも景品のある企画が盛り沢山

 

 

―入構制限もある中で、どのように準備を進めたのでしょうか。

 

服部さん

平日の部室での活動は1日2時間まで、という制限が設けられました。普段の大学祭のミーティングでは少なくとも4時間以上は使っていたので、ミーティングの日数を増やしたり、企画担当者間の話し合いは持ち帰って通話で行ってもらうなど、臨機応変に対応しながら準備を進めました。ミーティングを重ねる過程で、学生が投稿したショートムービーを集めて1つの動画にする「県大生が本気で〇〇やってみた」や、選択肢によって物語が変わる動画「クラスタークロニクル」など、オンラインの特徴を活かした企画案も挙がりました。

限られた時間の中で様々な企画が生まれた

 

 

―特設サイトの作成で大変だったことはありますか。

 

服部さん

授業で本当に少しだけ勉強したことはありましたが、サイトの作成自体は全くやったことがありませんでした。専用のソフトを利用しましたが、使い方も始めは分からなかったので苦労しました。

特に大変だったのは、大学紹介ページの作成です。このページには教員の個人情報も掲載するので、セキュリティを強化するために特設サイトのページと切り離して作ったのですが、そこが一番難しかったと感じます。

外部からアクセスした大学紹介ページ。セキュリティ対策は万全

 

 

―当日の配信はどのように行ったのでしょうか。

 

西中さん

当日の配信は、神戸商科キャンパス本部棟にある会議室を使わせていただき、Wi-Fiや配信機材もお借りしました。配信機材に詳しい教職員の方にお越しいただき、トラブルがあった際の対応や、配信の準備片付けも一緒に行っていただきました。

Zoomで部活動のミーティングをしていたこともあり、部員たちも配信方法についてある程度は理解していましたが、学祭の1、2週間ほど前に部員数名が教職員によるレクチャーを受けました。当日はその部員がメインとなって配信を行いました。

LIVE配信中の様子。大きなトラブルも起きなかった

 

 

―配信を視聴した学生からの反応はいかがでしたか。

 

西中さん

学生のための大学祭ということもあり、学籍番号くじなどのプレゼント企画などが盛り沢山で、多くの学生に楽しんでいただけたと思います。

配信にはZoomを使ったのですが、当日は大人数でも参加できるようにしたため、残念ながら参加者の顔を見ることや、チャットでコメントをもらうといったことはできませんでした。ただ、実際に配信を見てくれた友達からは、LINEなどで感想をもらいました。「芸人さんのネタすごく面白かった!!」「学籍番号くじ当たった!ありがとう!」という言葉が嬉しかったです。学生メインで楽しんでもらうことを目的としていたので、試行錯誤した甲斐があったな、と感じました。

学籍番号くじの1等賞は、なんとクオカード1万円分!

 

 

―最後に「商大祭2020 C-NAS祭 2C02C0」の感想をお願いします。

 

西中さん・服部さん

配信を学生限定とするか、それとも一般の方にも公開するのかを決めるのに時間がかかってしまい、結果的にPRが遅くなってしまったという反省点はあります。PRが早ければもっと視聴者数も増えていたと思います。

ただ、コロナ禍で本学初のオンライン開催、という厳しい状況の中、こうして無事に開催できたことは本当に嬉しく思います。部員たちの動画編集技術や配信スキルもずいぶんと向上しました。

オンラインで実施して良かったこともありましたが、やはり来年はまたキャンパスで実施したいというのが本音です。もし、今年度同様にオンライン開催となった場合は、後輩たちには今回の経験を存分に活かして頑張ってほしいと思います。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「商大祭2020 C-NAS祭 2C02C0」は終了しましたが、特設サイトでは引き続き展示企画等を行っています。また、配信された一部の映像については、YouTubeでも公開しています。ぜひご覧ください。

 

 

COPYRIGHT © UNIVERSITY OF HYOGO. ALL RIGHTS RESERVED.