11月1日(金)から3日(日)の3日間にわたって、神戸商科キャンパスで兵庫県立大学商大祭実行委員会主催の「兵庫県立大学祭 商大祭2024 C-NAS祭」が開催されました。
商大祭 C-NAS祭は、本学の東側の地域に位置するキャンパスに通う学生が神戸商科キャンパスに集い、例年11月に開催している大学祭です。今年の商大祭は、「Blossom」をテーマに行われました。
1日目と2日目はあいにくの雨天となり、特に2日目は警報が発令されたことから一部の出展や企画が中止・縮小になるなどしましたが、3日目は晴天となり、本学の学生や教職員をはじめ、多くの地域の方々にもご来場いただくことができました。
ステージイベントの様子
1日目と2日目は三木記念講堂で、3日目は屋外に設置されたメインステージで音楽やダンスなど文化系クラブのパフォーマンスを中心に、様々なステージが催されました。また、近隣の大学の学生団体をはじめとした学外の方々によるステージも行われ、2日目の11月2日(土)には吉本興業株式会社から3組のお笑い芸人をお招きしての「よしもとお笑いライブ」が、3日目の11月3日(日)には俳優の池田匡志さんをお招きしてのトークショーが行われました。
池田匡志さんのトークショー開始前の様子
模擬店の様子
模擬店には、主に神戸商科キャンパスで活動している文化会系及び体育会系のクラブやサークル、学生団体、神戸商科キャンパス内の研究室から計13団体の出店がありました。併せて、9のキッチンカーをお招きし、出店いただきました。なお、2日目は悪天候のため模擬店及びキッチンカーの出店は全て中止となりました。
展示会の様子
教室では、主に神戸商科キャンパスや明石看護キャンパスで活動しているクラブやサークル、学生団体による展示が行われ、8団体が参加しました。
商大祭がさらに活気づき、開花するために
今年度の商大祭のテーマである「Blossom」に込めた思いについて商大祭実行委員会第56代委員長の寺崎桃杏奈さんは、「Blossomは日本語で『花・開花』を意味し、『発達する・活気づく』という意味もあります。昨年は4年ぶりに学生による模擬店が復活し、商大祭にも活気が戻りつつありますが、今年の商大祭実行委員会の部員は、誰もコロナ禍前の商大祭を経験していません。商大祭は以前のような賑わいを取り戻しつつも、時代に合ったものに変わり続けています。そして、今年のロゴはBlossomにちなんでカラフルな1輪の花になっています。描かれている6色の花びらは各企画を表しています。今年は、各企画に1色ずつ色を割り当て、色とりどりのお花の装飾で神戸商科キャンパスを彩ることにしました」と語ります。
寺崎さんは、昨年度に続いて実行委員会の委員長を務めました。「昨年、委員長として商大祭に臨み、初めての経験ばかりで学ぶことがたくさんありました。その学びを活かして、また、昨年の来場者の声を大事にして、今年はさらに多くの学生・地域の方に来場していただきたい、楽しんでもらいたいという思いで準備を進めてきました。2年連続で委員長を務めることは今までに例がなく、初の出来事だったので『今年が一番これまでよりも前年度の反省を次年度に活かしやすいのではないか』と考え、部員と様々な案を提案し合いました。また、約30人もの1年生が実行委員会に入部してくれたので部員数も一気に増え、50人以上が所属する組織を動かすことに不安を感じていましたが、3年生の幹部を中心に、ともに組織を引っ張っていってくれたので心強かったです」と寺崎さんは振り返ります。
商大祭受付のスタッフ
前年度の反省を今年度の商大祭に活かすために行った、具体的な取組内容については「1つめは、昨年よりも多くの県大生に来てもらいたいという思いから、模擬店の出店数と出店日数を増やすことと、ステージに出演してもらうパフォーマンス団体を増やすことに努力してきました。模擬店については、3日間全日出店を条件としたことや、出店団体のサポートを積極的に行い、実行委員会と出店団体の関係をより深めることで、今年だけでなく、次年度以降も出店したいと思ってもらえるような活動に力を入れてきました。ステージについては、実行委員会の企画を減らして、より多くのパフォーマンス団体の方々に出演していただく機会をつくりました。2つめは、昨年は子ども向けのミニゲームのようなブースを設けておらず、来場者の方から『子ども向けのブースが欲しい』とのお声をいただいたので、今年は実行委員会企画でミニゲームブースを設けました。ブースでは私たちも来場者の方々と触れ合うことができました」と話します。
さらに、実行委員会では部員の増加に伴い、1人に仕事が集中しないような体制をつくったり、ミーティングの方法を変更するなどして、部員1人ひとりが仕事をしやすい組織づくりに取り組んできたといいます。
商大祭実行委員会の企画による的当てゲーム「SUPER SHOUJITSU WORLD」
様々な準備を経て迎えようとしていた商大祭でしたが、当日の天候について数日前から雨天の予報が出ていました。「1日目と2日目に雨が降ってしまい、非常に悔しかったです。昨年と一昨年の商大祭を経験しましたが、いずれも晴天だったので雨天時の商大祭を経験したことがなく、まず運営面について不安がありました。そのような中で1日目を迎え、雨天で来場者数も少なく、部員も落ち込んだ気持ちになっていたと思います。2日目は雨がさらに強くなってしまい、これ以上続けるのは不可能と判断し、途中で模擬店や一部の企画を中止にしました。途中までは部員もびしょ濡れになりながら見回りや警備を行なってくれていたので、部員に対しても非常に申し訳なく、平常通りに開催できず残念でした」。
「そんな1日目と2日目を経て、3日目は念願の晴天となり、非常に嬉しかったです。3日目には後夜祭で花火を打ち上げる予定で、そこだけは譲れなかったので晴れて安心しました。1日目と2日目の概算の総来場者数は約500人でしたが、3日目だけで約1,470人もの方々にご来場いただけました。1日の来場者数としては過去最高だったので驚きました。来場者の方々を見ていると、楽しんでいただけている様子で嬉しかったです。開催期間中にもいくつかハプニングはありましたが、無事に3日間を終えられて本当に良かったです」と寺崎さんは当日について振り返りました。
後夜祭にて
最後に寺崎さんは「開催までお世話になった国際交流・学生課、総務課、保安室の職員の方や先生方、模擬店出店団体、パフォーマンス団体、展示会出展団体のみなさん、OB・OGのみなさん、学生スタッフのみなさん、そして、商大祭実行委員会のメンバーに感謝を申し上げます。1、2年生のメンバーが創り上げる来年の商大祭を楽しみにしています」と話しました。
・商大祭2024特設サイト
・兵庫県立大学商大祭実行委員会 X
・兵庫県立大学商大祭実行委員会 Instagram
本学の西側の地域に位置するキャンパスに通う学生が姫路工学キャンパスに集って開催した「第21回兵庫県立大学工大祭」の当日の様子については、下記のリンク先からご覧になれます。
・ケンダイツウシン『第21回兵庫県立大学祭~工大祭こーへん?後悔はさせません。~』
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